人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

書きたいことと、自制心

褒めると人は調子に乗り、その調子に乗った勢いでどんどんと成長していく。特に子は強くその傾向にあり、よって幼少期に得意分野を褒めることで、より成長の度合いを早めることになる。

 

……妻のLINEの話を日記に書いたら、その日から最近まで、調子に乗ったようにおもしろLINEを送りつけてきます。恐ろしいことにあれから進化を遂げていて、紙芝居のように物語を作ってスタンプを連続送信してくるように。ほんと、仕事中は気が散るからやめて。

 

さて、今日はひとりごと。

 

私は趣味でよく楽器学習者のお子様を持たれるご両親が書かれた日記や文章を読んでいるのですが、やはり子の歳の近い方たちはいるもので、長女のヴァイオリン、二女のピアノとかぶる体験を書かれていることがたまにあります。

 

そういった日記を書かれている方々は、基本的に出来事のあった翌日に公表していらっしゃるので、私もその空気を再度確かめるように楽しんで読ませていただいているわけです。ちなみにこのブログは時系列がメチャクチャですので、前日あったことを翌日に公表ということはめったにしません。

 

なぜならば。

 

特にコンクールとか、熱くなっちゃうじゃないですか。その冷静でない状態で書いた自分の文章を、私自身はまったく信頼していないのです。勢いあまって書いた文章であまり成功したためしのない私は、書きたい、言いたい、とうずうずする心にあえて堰をつくり、放流していいタイミングで水門を開くようにしています。

 

でも、実はリアルタイムに書いた文章って、勢いと精気に溢れていて、読んでいてとても羨ましくなります。ツイッターなどで呟かれた喜びの声も本当に読んでいて気持ちが伝わってくる。

 

いいなー、自分もそういう文章を書きたいなー。

 

なんて思いますが、短気がこうじてよくよく失敗してきた人間なので、きっと今後もしません。するとしたら冷静な告知くらいでしょうか。

 

だから、コンクールの予選突破おめでとうございます。とか、そのコンクール実は娘も出ていましたよ! とか、その予備審査、例のアレですね、がんばってください! とか、一個人としては書きたい。それに音楽は競争するものではないと思っているので(選ばれる、選ばれない、はあるかもしれません)、「こうしないと損」とか「こうすれば有利」とか、あまりそういう思惑に左右されながら書くのも好きではない。

 

なるべくフラットでいたいためのこのスタンスです。その分、書くことがどんどん制限されていくのは仕方のないことなのです。そうなのです。そうそう。がまんしなさい。自分。

  

今日の記事はほぼ愚痴ですね。すみません……
ただ、時折「参考になります」とお声をいただくたび、こちらも元気をいただいています

 

ではまた。