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人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

思い立ってオペラ

どこを見てもスマホをかざして歩いている人たちばかり。楽しそうだからいいのですが、車や自転車には気をつけてほしいもの。スマホを見ながら運転していた人たちが相当数検挙されたというニュースも見ましたが、こういうのは人の親として本当に許せない。親という生き物はそんなくだらないことで子を傷つけられたら、わが身を捨ててでも報復してやりたいと思うものです。 

 

自分もそんな親から生まれてきたのだと再認識してほしい。軽挙は慎むべし。

 

そんなわが家の姉妹は、夏休み真っ最中。以前、本ブログでこんな記事を書きました。

 

gvhonko.hatenadiary.jp

 

コメントにて、フィガロの結婚やセビリアの理髪師なんかはどうだ、というご提案をいただきまして(その節は皆様ご親切にありがとうございました!)、よし、せっかくだし見せてみよう、と思い立ち、図書館でDVDを借りてまいりました。どうやらオペラ座の古いものらしく、現在どこにも売っていない盤のようです。主人公らしい男の人が、頭に傘を差して、体中に携帯電話を巻きつけて登場……なんだろうこの解釈。

 

見はじめて数分で、「あっ、フィガロ!」「これは、バルトロじゃない!?」「きっとこの人はロジーナだよ!」と次々と名前が姉妹の口からあがって、オペラ初心者の私のほうがタジタジ。……なんで知っているの?

 

種明かしはこちら。

 

フィガロの結婚―魔笛/ドン・ジョバンニ/セビリアの理髪師 (中公文庫―マンガ名作オペラ)

フィガロの結婚―魔笛/ドン・ジョバンニ/セビリアの理髪師 (中公文庫―マンガ名作オペラ)

 

 

このマンガを読んでいたのでした。持統天皇を主人公にした「天上の虹」や幕末の会津を舞台にした「あすなろ坂」など、歴史少女マンガの大家といえばこの人、里中満智子さんの作品。若干16歳にして男女の恋の苦悩を描いてデビューしたという、少女マンガ界のモーツァルトみたいな人で、私もとても好きな作家さんのひとりです。

 

姉妹がピアノのレッスンで順番を待っているときに、お教室においてあったこのマンガを読んで待機していたらしく、妻が「これはいいかもしれない」と買っておいたそうなのです。だから彼女たちは椿姫やカルメンなどにもなぜかとても詳しいのでした。

 

「サロメ」のオペラ歌手の歌いあいですら楽しむという姉妹。普通に娯楽という感覚で観たり聴いたりしています。

 

……へんな姉妹。

 

名優のこっけいな演技に姉妹はゲタゲタと笑っていました
中世ヨーロッパ人並みに娯楽を与えていないせいでしょうか、とても楽しんでいる様子

 

ではまた。