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人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

拍手にみられる経年変化

ひとりごと コンクール ヴァイオリン

朝ごはんを食べながら、姉妹に「何か曲をかける?」と聞いたのですが、「前前前世」とか「ピーピーエーピー」とか言うだろうなーと思ったら。

「シベリウス」「わたしはロンカプ」

……うん、学コンに影響されすぎだね。

 

先週末は学生音楽コンクールの全国大会でしたね。熱演に継ぐ熱演に大変感動いたしました。2年まえに出場した子が6年生で登場したり、昨年の全国大会で聴いた子が再びパワーアップして帰ってきたり。東京大会ではじめて聴いた子たちがとんでもないポテンシャルを見せ付けてくれたり、他コンクールで何度か演奏を聴いたことのある子がこの数ヶ月で急成長していたり。

 

曲目が発表されてからの短期間に多くを吸収する。そのために熱意をもって特訓する。その時間こそが教育であり、大事な経験になるんですよね。3年連続で見続けたことによって、ようやく「その大会のみに賭ける」のではなく、「努力を継続する」ことの偉大さ、大切さに思いを寄せることができるようになってきました。

 

出演者のみなさま、ご家族のみなさま、お疲れ様でした。

 

今大会で一番「よくなったな」と思ったのは、拍手のタイミングでした。

 

前の2大会は、出演者がピアノの前でお辞儀をするまで会場の空気がピーンと張り詰めていました。演奏が終わっても、まだ退場途中に拍手が途切れ、客席から「さあ、次の審査!」という雰囲気が漂っていたものです。それで当然と思っていた2年前は、私もこの雰囲気を作る一員でした。

 

が、今年は違いました。

 

登場とともにゆっくりと拍手が起こり、お辞儀で拍手のピークに。演奏後も姿が見えなくなるまで拍手は続きました。客席が音楽を聴く姿勢になってきている! 少なくとも演奏を採点している人は、私の座った周りにはいなかった。休憩時間のホワイエもなんだか温かく感じました。

もちろん出演者の子たちは演奏前も演奏後もピリピリしていましたが、そりゃしょうがないよね。当の本人たちだし。

 

ヴァイオリンに携わるさまざまな方と交わるなかで、考え方や態度などを教えていただいたりお叱りを受けたりしているうちに、世の中もどんどん変わっていっているのだなあ、と嬉しい気持ちになったものです。もしかしたら運営側が少しずつ変化する努力をしているのかもしれませんね。

過去にこんなことを書いたことがあったので、よりいっそう嬉しいです。

 

 

 

国際コンクールのあの温かい雰囲気を日本でも作れるといいですね!
今年の会場はとても雰囲気がよかったと思います

 

ではまた。