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人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

学び、生き……

「今年はなんだか、ポエミィな発表だね」

「あーそれ、縦読みだから」

「え? ……あ」

 

なんて会話が各家庭でもあったのではないかと勝手に推測しています。

 

今年もとうとうこの時期がきました。ブルッフの第三楽章は、なぜか私の中でブラームスの第三楽章とごっちゃになることが多くて、出だしを思い出すのに少し手間取ります。おかしいな、長女も一時期弾いていたのに。

www.youtube.com ジャニーヌ・ヤンセン。力強い音が好きです。

 

前奏トゥッティのコントラバスの音が大好きで、ここを聴くといつも体に震えが走ります。第一・第三でティンパニもいい仕事するんですよね。気分があがる曲です。

しかしコンテストになるとブルッフっていつも第三楽章ですね。なんでだろう。私は個人的に第一楽章が好きで、いやもっというと全楽章を通した流れが好きで、この部分(第三楽章)だけを切り離されて課題曲にあげられる理由がよくわからない。だって、中学の部のヴィオッティだって、高校の部のパガニーニだって、どちらも第一楽章じゃないですか。

そういえばサン=サーンスも第三楽章が課題になることが多いかな。まあきっと、テクニック的に見るべき箇所があるのでしょうね。そこをクリアできているかどうかを試金石としているのかなあ、なんて想像しています。

 

まあそれはいいとして、またもや難題のローデ。しかも昨年に勝るとも劣らない難易度の5番。

www.youtube.com 埋め尽くされた音符で譜面が黒く見えますね。

 

出だしだけ聴いているとモーツァルトっぽく思えて一瞬だけ優雅な気分に浸れるのですが、その後が……。これ、子の力だけで弾き切るには相当なソルフェージュ能力が求められますし、テクニックもかなりのハイレベルを要求されていますよね。

そもそも3連符、6連符のカウントと4分音符のカウント、どうやるんですか。テンポ感に優れた子は簡単につかめちゃうんですか。先日長女といっしょに「左手を4拍子で叩きながら、右手を3拍子で叩く」というピアノ修得者なら一度は通るだろう、いわゆるポリリズムのトレーニングを遊びでやってみたのですが、ふたりともまっっったくできませんでした。そのあと、左手の4分音符を3連符に分割して右手の3拍にあてはめてやったら、長女はできました。私は……幻想即興曲は諦めます。

この曲はきっと、最初はゆっくりのメトロノームにあわせて歌う練習からするんでしょうね。今年、ますますエントリーが減るんじゃないのかなあ。でもいまどきの子はソルフェージュ部分だけを先生や音源に頼りさえすれば、こういう曲は意外と弾けちゃったりするからなあ。

 

コンクール課題曲の選定には、いったいどんな基準があるのだろう、と少し興味がわきます。

  

昨年ローデの楽譜を買ったご家庭は今年は売り切れの心配をしなくて済みますね
ブルッフもすでに持っていらっしゃる方が多そうです

 

ではまた。