人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

2017弦楽器フェアに行った

人生は悲喜こもごもとはよく言ったもので。

 

喜びがあったかと思った次の瞬間に、悲しみが訪れていることがある。そんなことを知った2017年11月。劇場にするまでもなく、否が応でも人生の舞台に押し上げようと事情が迫ってくる。そんなことがあるものです。

 

……あ、そこのあなた、間違ってないですよ。楽器少女の父のブログですよ。

ただの近況を100文字くらいでまとめただけです。

別に意趣返ししたわけではございません。

 

気を取り直して。

 

長女も二女も楽器道をてくてくと登っております。勾配が急になってきたのか、歩みはゆっくりになったものの、頂上を雲の隙間から垣間見られるくらいの場所には辿り着いたでしょうか。背中を押す親も足腰が弱ってきているので、はよ自立しておくれ、と願うばかり。

 

そんなさなか。行ってまいりました、2017弦楽器フェア。もう半月以上前の話なのですが、そろそろその場にいらした方々の記憶も消えるころではないかと思い、思い切って書いてみることにします。

 

といいますのも。長女さん、例年になくはしゃいで、各所でヴァイオリンを借りてはガリガリ弾きまくり、流しのヴァイオリン弾きのようになっていたもので。しかもまだ弾いたことのないフルサイズで、譜読みしたてのサラサーテをずーーーっと弾き散らしていました。

 

お店の方がたも、「お、この子はサイズアップを控えてるな」とピンとくるのでしょうね。「こっちの楽器も触ってみなさい」「こっちの楽器はどうですか」と次々と与えてくれるものだから、公園でエサをやったらなついてしまった猫のようにおかわりに継ぐおかわりに明け暮れるわけです。結局3時間くらい弾いていました。

 

特に、入り口近辺で激レアオールドを4丁並べていたブースに長いこといました。なにせ、すごい楽器にすごい弓を幾通りも組み合わせて弾かせてくださるものだから、長女にとってはタイやヒラメの舞い踊る竜宮城みたいなもの。ずっと放っておいたら、白い煙に包まれておばあちゃんになっちゃうんじゃないですかね、アレは。

 

生涯初のガット弦も体験し、幸せそうな長女。800円で1日楽しめたのだから、安上がりな人です(小学生無料。大人は優待券持参で200円割引)。

 

弦楽器好きにはオススメスポットです。

 

ではまた。

 

  

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