人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

TLPエピローグその3

九月中にすべてを終わらせる。その目標とともにはじまった今回の飛び込みレッスンプロジェクト=TLPも今回で最後。現お師匠へのご報告です。

 

長女のヴァイオリン道に面倒が起きないことを最大課題とし、細心の注意を払いながらここまできました。そのためどうしてもお師匠へのご報告を最後にせざるを得なく、この一ヶ月ほんとうに心苦しい思いをしてきました。

 

ようやくお話できるタイミングを見つけ、長年お世話になった妻がひとつひとつ順を追ってお電話で説明いたしました。今回の一連の活動において、妻はエクセルでメリット・デメリットなどをまとめましたので、話さなければならないことはすべて頭に入っていたので、説明はスムーズでした。お師匠の第一声は

 

「それは本当によかった!」

 

でした。お師匠は幼児にヴァイオリンを教えることに関してはとてもお上手で、何もできなかった姉妹がともに今のレベルにたどり着けたのも、ひとえにお師匠のおかげです。ですが、長女がコンクールに出場したり、次を目指したりという段階になって、お師匠も悩みが深くなっていたようで、

 

「早く次の先生に申し送りしなければとあせっていたところだったんです」

 

と正直なところを吐露してくださいました。身近な先生にもかなり相談れさていたようで、こちらで解決できたのなら

 

「それが一番です」

 

と。ご謙遜も含めていろいろと長女の将来性について褒めてくださいましたが、何よりも心に残ったのは、

 

「弾いてくださる先生を長女ちゃんが自分で選んでくれたのなら安心です」

 

という言葉。

 

そう育ててくださったのは、お師匠です。本当にありがとうございました。感謝の言葉しかありません。お師匠の名を汚すことだけはないよう、長女もそれを励みに前を向いてくれると思っています。

 

 

師を替える。結構、勇気のいることです。

 

初めてこのことを思い立ったとき、いろいろと悩みました。

 

替えた結果はまだ出ていませんが、少なくとも行動にうつしたことに後悔はありません。もし同じような悩みを抱えている方がいらっしゃるなら、少しでもその方の参考になればと思います。

 

 

TLP、無事にミッションコンプリートです。さ、日常もちゃんとこなさねば!

 

ではまた。




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