人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

二位じゃダメなんですか?

昼間に仕事しているときのこと。ペコーンとLINEが鳴ったのでなんだなんだと見てみたら、妻が「ちょっと聞いてよ!」と興奮している様子。何か子どもたちに大変なことが起こったのかと思い、「なに?」と問い返すと、

 

「小野アンナって、オノ・ヨーコの叔母さんなんだって!」

 

……へえ。さ、仕事仕事。

 

今日は姉妹のアラカルトで。

 

 

■二女、チョコの国へ

 

「チョコがたくさんある国があるんでしょ。いいなー」

 

……ベルギーのことを言っているのかな? もしかしてガーナのこと? ガーナはチョコの原材料で有名なだけだよ。でも手にしているのはモーツァルトの伝記まんが。

 

「ご本にね、モーツァルトがチョコで演奏したって」

 

それ、チェコですね。チョコは関係ないですよ。

 

「そっかぁ、でもチェコにはチョコがたくさんあるよね。似てるし」

 

なぜ断定するんですかね。チェコにチョコは普通程度にあるんじゃないかな。

 

 

 

■長女さん、二位じゃダメですか?

 

「学校でねー、計算ドリルのスピードを計るんだよー。●●くんがいつも一番なの。●●くんはヴァイオリンもやってるんだよー!」

 

頭よくて、楽器にも造詣あって。気になる存在。長女ちゃんはいつも何番なの?

 

「わたしはねー、だいたい三位くらい。一位は●●くんでー、二位は▲▲さんでー、三位はわたしとかほかに何人もいる」

 

へ、へえ。上位三位以内には入っているのね?

 

「うん。わたしねー、四位以内じゃないと自分が許せないの!」

 

……そこは、三位以内でいこうぜ長女。二位でも一位でもいいんだよ? ペコ*1のように「この地球の一等賞にりたいの、ヴァイオリンで、俺は」ってビッグマウスも時には必要だよ?

 

「●●くん、わたしのこと好きなんだよねー」

 

聞き捨てならぬ

 

ではまた。




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*1:松本大洋著・『ピンポン』