人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

急遽コンサートへ!

偶然にも小林美樹さんのコンサートがあることを知った俺たちは……。

 

とあるホールで、現在日本有数のヴァイオリニスト養成者である徳永二男先生と、最近出光賞を受賞された有望なソリスト小林美樹さんがコンサートを開くといううわさを聞きつけまして、出かけてまいりました。自宅からは少々遠かったのですが、最近までたまたま長女が弾いていたヘンデルソナタと、クライスラーのプレリュードとアレグロが演目に入っていたので、これも勉強とえっちらおっちら駆けつけました。

 

コンサート自体は一般の人にもヴァイオリンに興味を持ってもらおうという主旨のもので、曲と曲の間に徳永先生の解説が入り、終始なごやかな雰囲気でした。二女は若干退屈気味でしたが、長女は自分が弾いている曲があったことも含めて、指使いやボウイングなどに注目してみていたようです。

 

「少しテンポが速いなー。こういう弾き方もあるんだねー」

「あーあそこはやっぱりG線だけで弾くんだねー」

「あ、これ先生に教わったとおりだ!」

 

こういう場に連れまわすことが当たり前になってきたおかげか、長女はそれなりに収穫があった様子。

 

さて、二女はどれくらいこの贅沢さがわかってきているのか。そもそも長女ですら五嶋みどりさんのコンサートで寝ていたくらいですから、いつ何がどう影響するかわからないものです。子どもが「アッ!」と思うそのタイミングが訪れる日まで、ムダと思っても与え続けないといけないのですよね。

 

二女よ、はよなんかつかんでくれないかね……。

 

そうは思うものの、自分の過去を振り返ると、結局今の道を決めたのは高校二年生のころでしたし、あまり長女と比べてあせっても仕方ないのかなぁとも。

 

まったく違う性格の姉妹なので、面白くもあり、気忙しくもあり。そんな昨今です。

 

ではまた。

 




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