人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

レッスンの最適化

先生の初レッスンを終えて、私がまっさきにやったことは、復習の最適化でした。「なにそれ?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。当然です。私が作った言葉ですから。

 

お師匠のころはレッスンをすべてビデオに納めていました。そしてやらなければならないことをビデオを見ながら再度メモ書きに起こして、日々の練習にあてる、ということをしてきたのです。しかし新しい先生は「録音は可。録画は不可」という方でして、ビデオを見返しながら再度メモを起こすということができない。

 

そこで、ICレコーダーを使って録音することにしました。一度長女に音を出させ録音して、スピーカーで音を確認したのですが、ステレオマイクのついたこの細長い機械は音質も意外と悪くない。細かい音もちゃんと拾っているようです。初レッスンを全部録音いたしました。

 

さて、家に帰ってから私の仕事になります。最適化の開始です。音声データをPCにコピー。レッスンで注意された部分はその場でメモしていましたので、それに該当する先生のお手本演奏と、何を直すべきかをおっしゃっている肉声を、波形データで切り抜いてファイル化していきました。

 

メモと音声データを照らし合わせて、「復習リスト」を作ります。

 

「バッハ第一楽章 ボウイング、アップアップに。(参照ファイル、バッハ003.MP3)」

 

といった具合。一時間のレッスンをおよそ二時間の作業で最適化しました。このリストを見ながら、iPodに入れた音声データをすぐに頭だしして模範演奏を再度聴きながら何度も何度も復習。

 

これ、かなり効率がよかった。実際、妻や長女からの評判は上々。「日々やらなければならないことが明確にわかる」「一時間以上あるレッスンの録音から必要な部分の音を探す面倒がない」「先生の肉声があるから、レッスンで言われたときの空気や雰囲気を思い出せる」とのこと。

 

レッスンが終わってしばらく経ちますが、すでにレッスン前とは別人のような音を出しています。自分にとっては手間ですが、長女にとっては効率的に成長できる教材となりますので、どんなに忙しくてもこれだけは続けていきたいと思いました。

 

もっといい方法がありましたら、ぜひ教えていただきたいです。

 

ではまた。




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