人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

二度目の五嶋みどりさん

過去に私は長女と、シャイー率いるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団五嶋みどりさんのメンコンを聴きにサントリーホールに赴いています。そのとき私自身がゲヴァ管のショスタコーヴィチ五番に完膚なきまで叩きのめされ、あまりにもいい思いをさせてもらったので、「次はママと行きな」と長女にも言いました。

 

というわけで、10月頭にあったサントリーホールスペシャル、五嶋みどりリサイタルには母娘の二人で出かけることに。

 

私は二女のバレエのお迎えをするため早めに退社しました。なんだかとても久しぶりに二女と二人きりになった気がします。迎えに行くと「あっ! パパっ!」といそいそ着替えて真っ先に出てきました。いっしょに夕飯の惣菜を買いに行き、ご飯を食べ、ヴァイオリンとピアノを一時間ずつ練習し、お風呂に入って寝かしつけまですべて担当。ずいぶんと満足そうな顔をしてあっというまに寝てしまいました。

 

夜遅くに帰ってきた妻と娘は、ずいぶんとウキウキでした。すっっっごい楽しかった、みどりさんすごかった! とわーわーきゃーきゃー話してくれました。

 

長女はみどりさんが出てきたとたん、周囲がまだシーンとしている中「うわっ、みどりさんのドレス派手っ!」と叫んだらしく、妻はとんだ注目にさらされてしまい恥ずかしかったそうです。

 

それもまたいい思い出。みどりさんのご結婚・妊娠が発表され、一時は開催も危ぶまれましたが、さすがのパフォーマンスだったそうです。最後に長蛇の列に並んで握手までしてもらってきたとか。

 

目指す目標の姿を間近に見てくるというのは、とてもいい経験になりますね。

 

五嶋みどりさん、神尾真由子さん、小林美樹さん、徳永二男先生。ステージの向こうで大勢を魅了するヴァイオリニストたちを、長女はどんな目で眺めているのでしょう。

 

ではまた。




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