人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

テールピース交換

先日調弦の方法について教えを請いました。コメントをくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

結局、調弦に練習時間をとられるのがもったいなくなってきまして、コメントでもお教えいただいたように4弦アジャスター付きテールピースを装着することにいたしました。せっかく長女が弦の震え方に興味を持ち始めているのに、ペグの扱いがわからないというだけで面倒だと思わせてしまうのももったいないので、ネットの情報や本、楽器屋さんや演奏者のご意見をうかがい決定。

 

ついでに長女が今まで使っていた1/4をクリーニングしてもらうことにしました。大層な調整ではなく、涙と汗が結晶化してカピカピになった表板と裏板を液剤で磨いてもらい、ついでに駒の位置を再調整してもらうという程度のものです。

 

近所にある弦楽器専門店でお兄さんがテールピースを変更しているのを、食いつくように眺めている長女。分解された楽器の姿はなかなか見る機会がないので興味深々です。1/4はかなり汚れがひどかったらしく、最初「20分くらいでできますよ」と言っていたのに「……すみません、あと15分ください」とお兄さんが汗だくで工房から出てきました。

 

さて、テールピースを替えてもらったヴァイオリンを持ってレッスンに臨んだ長女さんでしたが、弾き始めるなり先生が「あれ? もっと鳴るはずだよ。ちょっと見せて……」とヴァイオリンをじろじろと観察。

 

「駒の位置ずれてるね。もっと鳴るはずだから、今度時間のあるときに直すよ」

 

本格的な楽器の最適化というのはかなり時間がかかるものらしく、駒と魂柱の位置を決めるには最低でも40分くらいは必要とのこと。しかしそんなことまでできてしまうんですね先生。きっと人に任せるくらいなら自分でやっちゃったほうが早いや、と思ったのでしょう。気持ちはとてもよくわかります、仕事がら。

 

肩当のつけ方によっても響きが全然変わるんだよ、といったことも教えてもらえて、毎度なにかしら雑学を仕入れて帰っているレッスンです。楽しいです。

 

ではまた。




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