人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

二女さんガボット合格

若干停滞気味に見える二女のヴァイオリンです。しかし現在もっとも弾いている曲がヴィヴァルディの『ヴァイオリン協奏曲イ短調』の第一、第三楽章ですから、相当重い課題だと思います。ここをいったん抜けると少し気持ちが楽になるんですけどね。

 

なかなかスピードをあげて弾くことができない二女ですが、日々のトレーニングで頑張ってなんとか速度を出せるようになってはきたのです。でもお師匠はバッハの『二つのバイオリンのための協奏曲第1楽章』つまりドッペルを飛ばして鈴木教本5巻のバッハ『ガボット』をくださったのでした。ゆっくりで重音がとてもきれいな曲。二女の得意分野です。

 

たぶん今のままドッペルをやらせたら、二女はヴァイオリンが嫌いになってしまうのではないか、という危惧があったのだと推測しています。

 

ドッペルのような楽曲はある程度スピードを出せないと弾いていても辛くなってきます。そういう意味では音程を合わせることが得意な二女にとって、重音は多くてもゆっくり進む『ガボット』のほうが弾きやすいかもしれません。実際彼女はこの曲を気に入っているようで、思いのほか上手に弾くことができている気がします。

 

先日レッスンがあり、そのガボットに合格をいただきました! 新たな曲はヴィヴァルディの『ヴァイオリン協奏曲ト長調』。

 


Sarah Chang: Violin Concerto in g-, RV.317 (Antonio ...

 

お師匠が帰られてからも、自分からヴァイオリンをもう少し弾くといって弾いていたようです。ここ最近なかなか見られなかった二女なりの自主性でした。

 

長いあいだ合格をもらえなかった二女は少し腐っていたのかもしれません。それを汲み取って8割ほどのデキでも合格をくださり、次に進めてくださったお師匠の慧眼に感服です。

 

ヴィヴァルディ、4ページある大曲だけどがんばって譜読みしようねー。

 

でも本音を言うと、姉妹のドッペルアンサンブル、ちょっと聴きたかったな……。

 

ではまた。



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