長女のコンクール曲が決まりました
毎度毎度楽しいレッスンなのですが、「はい今日はおしまい」と言われたあと、「そういえばコンクール、どうなさるんでしたっけ」みたいなお話になりまして「前回先生にコンクールに出てみない? とお勧めいただいたので、そのつもりで参りました」とお伝えし、何の曲で挑むとよいでしょうか、とご相談したところ、
本選はクライスラー『プレリュードとアレグロ』
と決定いただきました!
「鈴木の10巻の曲だよ」とニコニコ顔で長女に話しかける先生。「えーっ、8巻と9巻やってないんだけどー?」「いいよ、やらなくて」となんだか楽しそうなふたり。
でも親は心配ばかり。「え……と、あまり時間はありませんが、間に合うのでしょうか」とおそるおそる聞いてみたところ「うん、大丈夫」と軽々とおっしゃったあと、「まあ、予選はよっぽどひどい演奏をしないかぎりは落ちないから」とシレッとした顔ですごい裏話をおっしゃっていました。実際TLPのときに別の先生もそうおっしゃっていたので、本当なのでしょう。
プロの演奏家が使用するので、という前置きのあとにInternational Music Company版を入手してくれ、という指示だけいただきました。ほかの楽譜とは若干指使いやスラーの場所が違うのだとか。
モーツァルト : バイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 KV 218/ヨアヒム編(ヨアヒムによるカデンツ付き)/インターナショナル・ミュージック社ピアノ伴奏付ソロ楽譜
- 出版社/メーカー: インターナショナル・ミュージック社
- 発売日: 2010/02/10
- メディア: 楽譜
- この商品を含むブログを見る
この曲はいいですよね。第三楽章はヴェンゲーロフのマスタークラスでめがねの男の子が弾いていました。すごく面白い授業です。お時間あるかたはぜひ。
Maxim Vengerov - Masterclass - YouTube
「モーツァルトは物語なんだ。ほらここで、貴婦人たちの笑い声。ここで女王がおでましだ。さあダンスの時間だよ」と身振り手振りで教える様子は、コミカルでありながらもこれがモーツァルトの真実なのだと思いました。諏訪内晶子さんも何かのインタビューで「モーツァルトの曲は人物がたくさん登場するから、それぞれに弾き方を変えなければならない」とおっしゃっていました。これを長女が弾くのか、と思うととても楽しみです。
……あれ、何楽章を弾くんだろう……。ま、いいか。全部弾いてみなよ長女。
無理ですよね。わかってます。
ではまた。