人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

長女のコンクール曲が決まりました

毎度毎度楽しいレッスンなのですが、「はい今日はおしまい」と言われたあと、「そういえばコンクール、どうなさるんでしたっけ」みたいなお話になりまして「前回先生にコンクールに出てみない? とお勧めいただいたので、そのつもりで参りました」とお伝えし、何の曲で挑むとよいでしょうか、とご相談したところ、

 

本選はクライスラー『プレリュードとアレグロ』

予選はモーツァルト『バイオリン協奏曲第四番ニ長調

 

と決定いただきました!

 

「鈴木の10巻の曲だよ」とニコニコ顔で長女に話しかける先生。「えーっ、8巻と9巻やってないんだけどー?」「いいよ、やらなくて」となんだか楽しそうなふたり。

 

でも親は心配ばかり。「え……と、あまり時間はありませんが、間に合うのでしょうか」とおそるおそる聞いてみたところ「うん、大丈夫」と軽々とおっしゃったあと、「まあ、予選はよっぽどひどい演奏をしないかぎりは落ちないから」とシレッとした顔ですごい裏話をおっしゃっていました。実際TLPのときに別の先生もそうおっしゃっていたので、本当なのでしょう。

 

プロの演奏家が使用するので、という前置きのあとにInternational Music Company版を入手してくれ、という指示だけいただきました。ほかの楽譜とは若干指使いやスラーの場所が違うのだとか。

  

この曲はいいですよね。第三楽章はヴェンゲーロフのマスタークラスでめがねの男の子が弾いていました。すごく面白い授業です。お時間あるかたはぜひ。

 


Maxim Vengerov - Masterclass - YouTube

 

 

モーツァルトは物語なんだ。ほらここで、貴婦人たちの笑い声。ここで女王がおでましだ。さあダンスの時間だよ」と身振り手振りで教える様子は、コミカルでありながらもこれがモーツァルトの真実なのだと思いました。諏訪内晶子さんも何かのインタビューで「モーツァルトの曲は人物がたくさん登場するから、それぞれに弾き方を変えなければならない」とおっしゃっていました。これを長女が弾くのか、と思うととても楽しみです。

 

……あれ、何楽章を弾くんだろう……。ま、いいか。全部弾いてみなよ長女。

 

無理ですよね。わかってます。

 

ではまた。



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