人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

「いいね」と実際の差

長女、ヴァイオリンのレッスンがありました。学芸会の練習で忙しい時期にも関わらず、かなり練習をしていったおかげでしょうか、先生は上機嫌で聞いてくださっていました。

 

・カイザー1曲合格

・音階1調合格

 

どちらも「うん、とてもいい。よく練習してきたね」と極上の褒め言葉をいただきました。新しい曲と新しい調をいただき、次にすすみます。

 

モーツァルト『バイオリン協奏曲第四番ニ長調』はカデンツァを除いてすべて譜読みできていたので細かいところに注釈をつけていただきました。曲としてのイメージのつかみ方は満足してくださっているようで、主に弾き方の部分でいろいろと講釈くださいました。

 

実はこの曲を弾かせるにあたり、私は実験的にひとつの映像を長女に見せていました。それは、モーツァルトの歌劇『魔笛』の夜の女王の一幕。

 


Diana Damrau as Queen of the Night II - YouTube

 

主に2分26秒あたりからを見せ、『オペラ』というものがこの世にはあり、その主題をヴァイオリンで演奏することが多いことをわかりやすく説明。すると食い入るようにディアナ・ダムラウの歌声を聞きむさぼり、「すごいねー! レガートってこういうことかー。ヴィブラートってこうやって弾くのかー」とひとしきり感心しておりました。その後、『カルメン』や『フィガロの結婚』『椿姫』の有名な曲も楽しそうに聴いていましたから、そもそも好きなのかもしれません。

 

モーツァルトの特色、歌劇の特色を知ってからの長女、明らかに音が変わりました。特に高音部の音をいかにして鳴らすかを考えるようになった様子。これはいいものを見せた。恩返しも含めてこの作品のDVDを買うことにいたしました。

 

 

届くのが楽しみです。

 

クライスラー『プレリュードとアレグロ』はなんと、通して最後まで聴いていただけました! 体験レッスン時に聴いていただいて以来止められることなく聴いていただけたのはこれで二回目です。「うん、とてもよくなっている。細かいところをブラッシュアップしていくよ」と、よりよい演出をくださいました。

 

ただ、親の耳からすると「これって弾けてないのでは」と不安になるくらい音程は外すし細かい部分は雑です。発表会やコンクールに出していいレベルなのか若干不安でもあります。先生は「とてもいいよ」と言ってくださっているのでそれを信じるしかありませんが、生で聴くよりも録音したものを聴くほうが、雑さが目立ち、うわわわわってなってしまいます(伝わるでしょうか……)。

 

より一音でも丁寧に弾いてくれると嬉しいんだけどなあ。

 

ではまた。



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