人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

成果と課題

発表会でした! この日のために娘たちは何度涙を流したことか! どんなに小さかろうと、舞台は舞台。ここに向けて仕上げていくという経験は本当に何事にも替え難いものなのです。

 

二女は『人形の夢と目覚め』をなんとか最後まで弾ききりました。演出面で指示されたことはひととおりできていましたので、まず及第点ではないでしょうか。しかし客席の声や赤ちゃんの鳴き声、誰かの立てた音などに惑わされることもしばしば。もうちょっと集中しようね、二女さん。

 

途中つっかえることはありましたが、それでもインテンポでなんとかフォロー。コンクールは止まっちゃうと大幅減点に繋がってしまいますから、そこはいい度胸でした。

 

ヴァイオリンはヴィヴァルディの『協奏曲イ短調第一楽章』。本当に安定の演奏でした。もうちょっと起伏豊かな演出をつけていただいていたのですが、そこまで弾ききれなかった。とはいえ音程もリズムもばっちりだったので、聴いていてとても安心感がありました。よくやった!

 

長女は『エリーゼのために』をしっかりと弾ききりました。タッチミスが一箇所ありましたが、その他はとてもよかった。十分合格点ではないかと思います。練習の成果をちゃんと本番で出せるのが長女さんのいいところです。

 

ヴァイオリン『プレリュードとアレグロ』ですが……。ちょっとしたトラブルのためにお聴かせするにはじゃっかん……でした。同じ環境で二女はしっかり弾けていましたので、こればかりは素質や慣れもあると思います。ただ、親の欲目ではありますが、演奏自体はとてもよかった。縮こまりがちなボウイングものびのびと、手首も柔らかく屈伸していましたし、ヴィブラートも深く、情感をこめていました。少しテンポが速かった気がしますが、それは今後の課題ということで。

 

長女のトラブルについては、次に書きたいと思います。そう、この日、長女はこれだけで終わらなかったのです。

 

ではまた。



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