人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

二度目の伴奏あわせ

ヴァイオリン教室の発表会で弾いていただく伴奏の先生と、二度目の伴奏あわせがありました。先生の通常のレッスン時間にお越しいただきました。

 

前回よりはよいイメージで入れたのと、音程を必死で修正してきたので、通して聴いていてもそこまで不安な部分はありませんでした。先生からも

 

「うん、よく弾けてるね」

 

といつものようにお褒めいただき、細かい味付け部分についていくつもご指導いただきました。ピアノの先生とも息があってきた! あとは長女の実力のみ。冬休み、たくさん練習しようね~。

 

しかしピアノの先生は驚異的にうまい。伴奏ピアノを専門で学ばれたのでしょうか、それとも独学でしょうか、わかりませんが、こんな拍感がまだ整っていない小学生の演奏にも、キラキラと華を添えてくださる。すごい人が世の中には多いのだなあと、若干しりごみする思いです。

 

通常のレッスンはスケールを4調、カイザー34番でした。スケールは全部合格。カイザーは……さすが強敵の分散和音。音程をもっと揃えること、レガートで弾くことを指導され、次週に持ち越しです。

 

この弾き方は当然今後大量に出てきますので、今からツブを揃えて弾けるようになっておくのはとても大事だと思います。一流といわれる人ですらこの手のスケール練習は音をずらすこともあるので(本番ではほとんどありませんが)、音がずれてしまうことを怖がるのではなく、とにかく練習でカンをつかんでいくことが大事なんだろうなと思いました。

 

先生が「はい、今日はおしまい」と言うと、二女が「はやっ!」と叫びました。

 

いつもは1時間の枠にもかかわらず1時間20分くらい見ていただいているので、1時間きっかりで終わったことに二女は驚いたのです。残念ながらモーツァルトは見ていただけませんでした。でもね、「二女さん、これが普通なんだよ」と言うと先生は「短かった? ごめんね」となぜか二女に笑っていました。

 

先生は男性なので男性なりの距離がありますが、それでもいつも姉妹をかわいがってくださっています。長女は幼さゆえの遠慮知らず、礼儀知らずな部分があるのですが、それでも決して怒らず、小言を言うこともなく、音楽家として対等に扱ってくださる。なんというか懐の深い方です。

 

本当にいい人との出会いは人生が豊かになります。

 

ではまた。



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