人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

弾ける子同士は最初から同志

先日の続きになりますが、ヴァイオリンが好きで毎日練習している子は、相手が「弾ける」と知ると当然のようにヴァイオリンを出してきて弾きあいます。その現象に名前をつけたいくらいびっくりしました。楽譜を持ってきて「これ弾こ?」と誘ってきたり、出だしをちょっと弾いただけで弾ける子はみんなしてあわせてきたり。

 

たとえ知らない曲でも、音程を聞きわけてまねして弾いてみたり。曲は知っていても難易度が高くてついていけないものはいっしょに口ずさんでみたり。「わたしのヴァイオリン弾いてみる?」と親同士がヒーーーッとなるようなことを平気で言えてしまうのが子どものすごいところ。

 

純粋に音楽が好きなんだなあと心底感動する光景でした。

 

大きくなればそのうち親なんてほったらかして、友だちといっしょにいろいろ弾きあったり話し合ったりするんだろうな。

 

ここのところ娘をこの世界に引きずり込んで本当によかったのかをずっと迷っていました。でも、誰かが弾いているとウズウズしてきて自らヴァイオリンケースを開く。そんな夢みたいな光景に自分の娘が混じっているのを見ると、親も許されたようで本当に嬉しい。

 

娘の仲間たちに親が救われた、とてもいい会だったのでした。こういう弾き合いみたいな会がたくさんあるといいな。

 

ではまた。



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