人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

門下初の発表会

長女、発表会に行ってまいりました。プログラムに並んだ出場者名は、みなさんどこかで見たことがあるお名前ばかり。伴奏の先生もみなさんお名前の通った方です。そのなかにぽつねんとたたずむわが長女の名前。親は胃がキリキリ……。

 

でも本気でヴァイオリンの道を志す子が集まれば、自然とそういう場に身を置くことになるわけですから、この程度でビビッていてはいけませんよね。

 

さて長女さん、プレリュードとアレグロをがんばって弾いてきました!

 

若干走り気味だったのと、プレリュード部分で音程が崩れた以外はとてもよく弾けていたのではないかと思います。特にプレリュードの中間部分は「悲しげに、涙が出そうに」と先生から指導されていた演奏を体現できた。最後のシメも「大きく、雄大に、歌うように」をできていた気がします。

 

ただ、やはり舞台の恐怖があったのか、先生からも「焦りがあったのがもったいなかったね。ちょっと怖くなっちゃったのかな。でもまあ、こういうのは場数による慣れだから」と先日日記で書いたようなことを言われ、夫婦して「ああ、ここが課題だな」とうなずきあいました。舞台から降りてきた本人も若干不満そうで、「わたしの力はこんなものじゃない」と言いたげな顔でした。……たくましいことだ。

 

レッスンで顔を合わせることがないほかの門下生と交流できたのは何よりの収穫でした。みんなかわいくて優しくてびっくり。長女が最年少のこともあってみなさん「よかったよー」「うまかったねー」とわざわざ話しかけてくれて。伴奏の先生がたも初めてお会いしたばかりにも関わらずやさしい言葉をかけてくださいました。

 

ジジババにも壮絶に甘やかされ、本人は満足げ。自分に多少は自信が持てた様子です。年の近い子とも仲良くなり、とても楽しかったみたい。

 

ただね……開始から修了まで6時間ありましたよ……。すごいね、どういうこと。こんな長い発表会は生まれて初めてでした。二女はときおりジジババに連れ出されてお絵かきしたりお散歩したりでしたが、最後まで文句も言わずつきあってくれたのでした。ありがとう二女!

 

これが毎年かー。みんな上手いから全然気にならなかったけど、すごいなー。音楽家って体力勝負なんだなー。

 

ではまた。



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