人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

グランドピアノにまつわるあれこれ

グランドピアノが来てからというもの、子どもたちのピアノに向かう姿勢が違います。自分からふたを開いて椅子に座ってる! うそみたい! ……しかし長女は15分ほど弾いたら土気色の顔をしてリビングに戻ってきました。

 

「音程があってないし、すっごく低くて気持ち悪い」

 

ごめんね、調律を予約しているからもうちょっと待ってね。ひとまず指の動きだけを確認してピアノはそこそこで終わらせることに。

 

家族がこれだけ浮き立つのですから、周囲の目も集まります。グランドピアノとはそれだけの高揚感があるのでしょう。とはいえ、うちの一員となったグランドピアノは、とてもとても小さいサイズのものです。大きな音の鳴る立派なものじゃないのですが、ご近所さんたちはみんな勘違いをします。

 

「グランドピアノきたの!?」

「きたきたー。音程が悪いので調律待ちなの。部屋がパンパン」

「え、あの子ども部屋に入るの?」

「入るよ。ちっちゃい子だもの」

「グランドに大きいとか小さいとかあるの!?」

 

そう、ここ。グランドピアノにサイズがあることを知らない人のほうが多いのです。いや偉そうにいっていますが私だってつい最近まで知りませんでした。「そんな小さなグランドピアノ、意味があるのか」とすら思っていました。

 

が、子どもたちの反応を見ていると、やはり気分が違うみたいです。トリルのしやすさも別物のようです。今は私が聴いても音程も音もひどい状態なので、まだ真価を発揮できていません。はやく調律してほしいな。

 

はやくもピアノの下で寝ています。安心感ばつぐんです。

 

ではまた。



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