人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

弾かせたい、でも、のジレンマ

娘たちの春休み。長女はコンクールの全国大会が控えている日々。二女は入学式にバレエの発表会と行事続き。だから親も準備やら練習やら、スケジュール管理に必死になるわけです。

 

特に平日は妻が多くのことを仕切ります。家事をやりつつ練習を見て、しかも子どもたちのフラストレーションがたまらないように時折ガス抜きをさせます。本音を言えば一日8時間でも練習し続けてほしいところを、午前中に基礎練習を終えたら二女と一緒に遊びにいかせるようにしているとか。もちろん二女だって午前中にピアノの練習を半分は終わらせています。

 

するとやはりそれなりに気分転換するのか、午後も練習に身が入るようです。たまに「まだ練習しないの?」とお小言が炸裂しますが、それでも始めればかなり濃密な『ゆっくり弾いて音程をそろえる練習』ができている様子。

 

それでも妻は今でも言います。「練習が足りないんじゃないか。もっと効率のいい方法があるんじゃないか」と。焦っても仕方ないのはわかります。とはいえ暗中模索の妻と、五里霧中の夫は、天衣無縫の長女の掴み所を探して日々人生修行なのです。一生この不安は消えないんだろうな。

 

クリックくださると姉妹が無邪気に遊びます
親はそれをバランス良く食い止めます

 

ではまた。