人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

二女さん入学

いつまでもいつまでも赤ちゃんでいるような気がしていた二女が、とうとう小学生になりました。先日その入学式に出席してきたのですが、なんといいますか長女のときとはちがう感慨がありました。幼稚園にはよっぽどのことがない限りもう戻りません。今後は社会との軋轢やその対処、責任の認識や義務の遂行など、生きていくうえでどうしても必要になることを学んでいかなければならない。

 

「この子は大丈夫だろうか」という不安を感じますが、いつまでも手を引いて歩くわけにもいかず、いつまでも送り迎えするわけにもいかず。

 

信じて解き放つしかありません。

 

そんなことを考えながら入学式を終え、校庭で友人の父母とご挨拶を重ねていました。みんな楽しそうに駆け回っています。まだ小さい体ですから狭い校庭も広く感じるのではないでしょうか……。

 

あれ……二女? 二女!? どこいったの!?

 

「二女がいない!」

「ええっ!?」

「そっち探して! 自宅に勝手に帰ってるかもしれないから見てくる!」

 

と家族やご友人、学校の先生まで含めて大捜査が開始されます。自宅に駆け戻るとやはり家にはいません。ちょうどそのとき電話がかかってきて

 

「ジャングルジムの上にいた。トイレに行ってたんだって」

 

全身から力が抜けました。一人でトイレに行けたのも、学校から勝手に出なかったのも、とても偉いんですけど、一声かけてくれよ……。心配するじゃないか。

 

信じて解き放つしかありません(キリッ)

 

クリックくださると二女が「声かけ」を覚えます
親は信じて解き放ちます

 

ではまた。