人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

学コン課題曲が決定

昨日の朝11時に何度F5キーを叩いたことか。ビバ!おけいこヴァイオリンにて69回目となる全日本学生音楽コンクールの課題曲発表の速報が行われていたのです。「開封の儀とかいいから!」とヤキモキしながら見ていた方は私だけではないはず(個人的にああいう演出は大好きです。「ラブ・テスター」を懐かしいものリストにあげる人に悪い人はいません(?))。

 

さて、決まりましたね! 中学の部、高校の部はビバおけにおまかせして、ここでは小学生の部のみを。

 

予選はバッハ、無伴奏パルティータ3番のガヴォットとジーグの2曲。基本的なテクニックをとことんまで見られるわけで、つまらないミスやテクニック不足を許してくれなさそうですね。動画漁りをしましたが、個人的にはイリヤ・カーラーの演奏がとても好みでした。ヒラリー・ハーンは、いいんだけど、元気よすぎて私にはちょっと合いませんでした。下のyoutubeのリストなんか、参考になっていいんじゃないかと思います。

 

下はミルシテイン。全楽章入っていますので、パルティータの3番を俯瞰的に眺めたいときにはいいのではないでしょうか

 

余計なお世話を承知で書きますが、曲の解釈が気に入ったらその人のCDを買うことをオススメします。ネット、特にyoutubeにアップされた音はかなり圧縮がかかっていますので、倍音の聴こえ方が違いますし、下手をすると音程も若干変わっているので注意が必要です。

 

本選はヴイエニヤフスキ、ヴァイオリン協奏曲2番1楽章。昨年の1位、巽千夏さんが弾いたのもヴィエニャフスキの創作主題による華麗なる変奏曲でした。なんだ、ヴィエニャフスキ、来てるのか……? しかし、小学生にこれを弾かせますか! だいぶ難しいですよ。ピアノ伴奏との息の合い方も見られるでしょうし、重音の部分は特に緻密さとともに速さが求められるわけで。確かにこの曲を弾きこなせたら基本的に怖いもの無しですね。

 

2011年のヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールで2位に輝いた、長女の憧れ、小林美樹さんのファイナルの演奏を貼り付けておきます。同じコンクールという緊張の舞台で、撮り直し無しの一発勝負。メンタル面でも参考になるのではないかと思います。

 

ちなみにこの2011年の大会、弓新さんもファイナルに残っていたのですね。日本人の活躍すごいなあ、なんて思っていたらですね……。1981年の受賞リスト恐ろしいですよ。

 

第1位 漆原啓子(日本)
第2位 川口ヱリサ(日本)
第3位 Aureli BŁASZCZOK (ポーランド
第4位 景山誠治(日本)
第5位 古澤巌(日本)
第6位 島根恵(日本)

※出典:ウィキペディアより

 

その前大会になる1977年にもファイナルに日本人が4名入り、澤藝大器楽科教授も6位に入っています。この年、ブロンが3位に入ってますね。リスト、おもしろいのでぜひウィキを眺めてみてください。

 

全国の4年生以上、がんばってね! みなさんが毎年レベルをあげてくれるもんだから、長女が参加する年にはどんな難曲が出るのかとヒヤヒヤしますよ。

 

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ではまた。