人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

パガニーニ、ストップ

長女、ヴァイオリンのレッスンがありました。今回は先生に無理をお願いして日程を空けていただいたため、朝の8時半からという学校のような時間帯になってしまいました。先生にも申し訳ない……。

 

まずは小野アンナのスケールから。全部聴いていただき、OKをいただくと、「もう、これはやらなくていいよ。カールフレッシュで補えるし、あっちのほうが難しいから」ということで、小野アンナ教本、卒業! わーぱちぱちぱち~♪

 

思えばこの教本で、弓の力加減、左手の移動の仕方を教わったわけです。今の先生に教わるようになったのが昨年の10月から。その月のうちに見てもらいだしたので、約9ヶ月かかりました。あいだを飛ばし飛ばしではあったものの、基礎トレーニングとして有用だったなあ。

 

気を取り直して。続いてセヴシックOps.9。こちらは先々月に突然「持っていますか? 買っておいてください」と言われて始めた教本。全部で10曲もやったかな? それくらい飛ばし飛ばしに練習し、この本も最後の57番(最後の番号は58番)を終えたら、終了。来週辺りで終わるかな? すべてカールフレッシュに集約していくようです。

 

そのカールフレッシュは、ずっとハ長調をやっています。5番から9番にかけて、毎回チェックいただいている感じ。最近5~8番は特に注意されることも少なくなってきました。ここから先はどんどん難しくなっていくので、1番を終わらせるだけでも時間がかかるようになるんだろうな。そもそも5~8をスムーズに弾けるようになったのだって最近です。油断すると半音階がとんでもない演奏になります。

 

続いてパガニーニ24のカプリス、13番。今までとは弾き方を変えて、長女なりの解釈をいれながら頑張ってきたことをお見せすることができたのではないでしょうか。先生もうんうんとうなずきながら最後まで通して聴いてくださいました。いくつか「こうやって弾いて」というご指摘はありましたが、それも修正が完了すると、「13番もまあいいでしょう」と合格に!

 

しかし、「パガニーニはちょっとお休み! ヴィエニャフスキに集中して」ということになりました。伴奏あわせ、試奏会、コンクール予選と、本番前の様相を呈してきた感じ。

 

そのヴィエニャフスキは今回、「楽譜に書かれていないこと」を大量に教えていただきました。ひとつひとつ自分のなかで納得させて、それを定着させていかなければね。繰り返し練習、創造、想像、妄想、メンタルコントロール。こんな日々になりそうです。

 

突然弾けるようになるのが楽しみです
長女自身もやっと曲の全体をイメージできたようすですし

 

ではまた。