人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

駒の調整をお願いに行ったら

先日のコンクール本選について、先生にお返事がてらメールのやりとりを続けていた妻が、「もしかしたら駒がズレているかもしれないから、調整においでっておっしゃるんだけど」というので、いちもにもなく伺うことにしました。

 

お教室でヴァイオリンを先生にお渡しすると、駒の話は少し横に置いたまま、もう学コン予選の話(だいぶ前ではありますが)で盛り上がること盛り上がること。先生も言いたいことが山ほどあったのでしょう、いろいろとご感想をいただきました。門下生の話はもちろんなのですが、よかった演奏についてとても話が弾む。聞いていて感じたのは、本当に余計な力関係に左右されず、公正なジャッジをする先生だなあ、ということ。どの門下の子も先生の基準でお話されていました。審査員にとても向いていると思います。

 

しかし100人近い子が受ければ、審査員の先生方だって徐々に「何がいい演奏なのかわからなくなってくる」ことだってあるでしょうから、運不運もありますね。もう一度聴きたいと思っていた子たちが落選したのを見ると、「人の評価なんて、そんなものだ」と割り切る胆力も必要かもしれないな、なんて思いました。

 

学コン予選って講評出るんですか?

 

家に帰ると、長女は駒を直していただいた楽器でさっそく練習。……雑音が少ない! 「全然違うー!」と長女も妻も大喜び。ほんの少しの差でここまで音が変わるのか、と思うくらいの違いだそうで。

  

いやはや厳しい世界ですねえ~
あえて出場させないご家庭のお気持ちもよくわかります

 

ではまた。