人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

トイレの報告

学校行事の音楽会がありました。学年ごとにそれぞれ一生懸命に練習した成果と趣向を凝らした演出で愉しませてくれました。

 

大勢で同じ曲を演奏してひとつのものを作り上げるという作業は、とても頭を使うと思います。幼稚園のころから知っている子たちがみんなでがんばっている姿はなかなかにほほえましい。こういう行事ごとに子の成長を感じられるのは嬉しいことです。

 

成長といえば、我が家では「これはいったいなに?」と思うような子の行動があり、夫婦して首をかしげておりました。それは。

 

「トイレいってくる!!」

 

という、意味のわからない声かけ。

 

「??? 行けばいいじゃない」

 

といつも思ってしまう。おむつもとれたし、自分で拭けるし、流すことだって当たり前にできる。電気がつけっぱなしだったり、ドアが開きっぱなしだったりはご愛敬。少なくとも自分でできることなのに、なぜかわざわざ報告してくるのです。

 

なぜ? と思ったときにインターネットは便利ですね。

 

 

曰く、自分の行動に勇気を持つための準備と、報告・連絡・相談という社会人の責務の実践というふたつの意味合いがあるとか。そう知ると納得です。

 

なるべく「いってらっしゃい」と返すようになりました。

 

無駄とも思える行動に意味を見いだすと、急に安心をもらえます
一生にいまだけの現象を、発表会と同じように楽しむ余裕も必要だと思いました

 

ではまた。