人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

いつものレッスンを

長女、ヴァイオリンのレッスンがありました。

 

長女がケースを開いて準備している間に、先生とコンクールの結果について寸評を交えていくつかお話をしました。今年は例年に比べて審査が厳しかったこと、入賞者数もだいぶ絞られていたことなどをうかがい、身が引き締まる思いをします。

 

毎年少しずつ変革していくコンクールだけに、年度毎に評価基準が違います。そのため並列比較できないのが玉に瑕。それでも今年は「特に厳しかった」と先生は何度もおっしゃいました。全学年を通じて結果を出しづらい年度だったようですね。

 

さて長女さん、スケールB durを聴いていただき、いくつか修正してから合格をいただきました。「次は何にしようか。g mollにしようか」、年末年始にかけて練習する栄えあるスケールはg mollに決定です。

 

続いてパガニーニのカプリス22番。とにかく表現と内面的な感情、その場の情景について細かくご指導いただき、どんどんダイナミックに演出くださいます。陰と陽の対比を明確につけていくことが大きなテーマ。長女の想像力の範囲でなんとかうまく表現しようと食らいついていました。

 

最後にパガニーニのコンチェルト。長女にとっては今まで教えていただいてきた曲の中でもっとも演奏時間の長いものですので、練習も最初から最後まで見ていただくだけでとても時間がかかります。ポジション移動や指使いの見直し、楽譜とは違う演奏方法、パガニーニの裏話などを交えながら、とにかく時間ぎりぎり一杯まで見てくださいました。

 

今年も残り少なく、レッスンの回数も残すところあと1回。そして年始早々にまたレッスン、そして発表会と続きます。なかなかのヴァイオリン漬けですね。

 

先生とのよもやまばなしもあったのですが、それは明日。

 

長女たちにとっては両親、学校の先生の次によく顔をあわせる大人が先生でした
それくらい我が家の生活に溶け込んでいるヴァイオリン道です

 

ではまた。