人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

大絶賛

長女さんの話題ばかりが続きます。実は家庭内も同じような現象になっておりまして、二女に疎外感を与えていないかとても心配です。なので少しだけでも特別扱いをしてやろうと、ちょっとした計画を立てているところです。

 

さて、発表会のための伴奏あわせ!

 

もちろん私は仕事ですから行けません。二女はバレエだったのでまずバレエのお教室に預けてから妻と長女ふたりで出発したとか。

 

ちょうど仕事をしている最中に「そろそろ終わったかな」と時計を見ていたら、妻から電話が。「ちょっとだけでもいいから長女と話してやってくれない?」という。なんだろう? と思っていいよと伝えると、長女が声を弾ませながら「すごい褒められた!」と嬉しそうだったのです。え、もしかして、今までほとんど褒められたことのなかった華麗なるポロネーズ!? 

 

妻に詳しく聞くと、

 

「こんな演奏聴いたことない。プロでもできないよ。素晴らしすぎてまだ胸が震えている。涙が出そうだった」

 

とまで言われたとか。思わずこちらまでじんわりきてしまった。昨年、プレリュードとアレグロを仕上げたときにも同じように大絶賛してくださった先生。ようやくこの曲も約1年かけてこの域まできたか……。感無量です。妻も興奮気味に「最初にE線から指を滑らせてしまって音を大きく外したんだけど、そのあとは私も泣きそうになるくらいの演奏だった」とこちらも手放しでホメまくる。

 

よーし、家に帰ったら録音聴くぞー!

 

「ごめんっ!! 今日に限ってレコーダー忘れたの!!」

 

……え? なにそれ。新春ドッキリ?

 

そこまで煽っておいてそれは無いよぉ~。

 

……翌日、発表会があります。

 

本番でも涙が出るような演奏、期待しているよ!
やはり武者修行は相当彼女に新鮮な風を吹き込んだんだろうな

 

ではまた。