人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

弦を替えると気持ちいい

さあ、舞台も近くなってきたことですし、弦を張り替えましょうかね。我が家で弦の張替え作業は私の仕事です。レッスンがある前にやっておくと、その作業のせいで駒が傾いてしまった場合でもすぐに先生に修正していただけるので、安心して楽器に触れます。

 

駒の傾きとか、ほんとよくわかんない。先生は音を聴いただけでわかるんですよ。「あ、駒傾いてますね。直します」と。そんな耳がほしい。

 

そんなわけで翌週の舞台のために弦を張り替えたのですが、長女が嬉々として弾きまくります。そして親にむかって堂々とのたまいました。

 

「気持ちいい。弦を替えると本当に弾きやすい。古くなってから弾くのは本当によくないと思う。調子が悪いと思ったら絶対に替えたほうがいい」

 

……んなこたぁわかってるよ。ただね、高いんだよ。そんなしょっちゅう替えられないんだよ。替える前の弦だってまだ3ヶ月経ってないんだよ。

 

「んー、ばあばにお願いしようかな」

 

……すみませんねえ、親が貧乏性で。

 

でも実際、確かに演奏は良くなったと思います。

 

ジレンマですね。どこまで我慢できるのか、我慢比べになってきました
毎週のように張り替えている人っているのでしょうか

 

ではまた。