人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

香川が好きな姉妹

テレビを録画するハードディスクレコーダーには、「おまかせ録画」という機能がありまして、私はよく利用しています。ジャンルを指定するとそのジャンルの番組を10日分すべて録画しておいてくれて、10日経つと勝手に消去されていく、という優れものです。

 

クラシック音楽関連はもちろんですが、実はもうひとつ、私の趣味であるサッカーもたくさん録画してあります。ある日勝手に録画された番組の中に、ブンデスリーガ、ドルトムント所属・香川真司選手のドキュメンタリーがありました。

 

私は一度見てから放っておいたのですが、10日経つと自動的に消去されることを知らなかった家族から「香川選手のドキュメンタリー、消した?」と聞かれました。

 

どうやら食事時に子どもたちにねだられて見せていたら、あまりにも食いつきがよかったそうなのです。どこをそんなに気に入ったのだろう、とよくよく聞くと、

 

「最初から誰よりも上手かったわけではなく、自分より上手い人はたくさんいた。でもスタメンに選ばれなかったり試合に負けたりした悔しさをバネにとにかく練習した」

 

という部分だったそうで。

 

おう、わかってるじゃないか。そうだよ、その手のドキュメンタリーってもっとも見習うべきなのはメンタル面なんだよ。逆境にぶち当たったときに自分は何を選択しどう行動するかが大切なわけで。

 

……だからさ、たのむから自分からケース(もしくはフタ)を開いて練習しようよ!

 

とは思うものの、きっと今の演奏でもまだ悔しくないんだろうな。もっともっとよくしたい、という欲求が生まれるには、まだ幼いのかな。こればかりは性格なので、無理にねじ曲げても仕方ないのでしょう。ならば、きめ細かさを追求することも楽しくなるようにする方法を一緒に考えないといけないのでしょうね。

 

と反省しながらイギリス、レスターシティの岡崎慎司がリーグ優勝したときの動画を眺めている私でした。

 

香川も岡崎も、チームやファンに本当によく可愛がられています
姉妹もそういう演奏家になってほしいな、と思いながらサッカーを見ているのでした

 

ではまた。