人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

“ちゃん”は失礼ね

レッスンが終わってから、そのまま私と長女だけでそのままお出かけ。横浜はみなとみらいホールまでコンサートに。年始にお世話になったヴァイオリニストの先生がとある有名オケと協演されるということで、聴きに行こうとなったのでした。

 

激しいレッスンのあとだけに、少し疲れの残る長女。長い時間電車に揺られて気持ちよくなったのか、予想通り車内ではぐーすか寝ておりました。

 

サントリーホールといっしょで、このみなとみらいホールは来るだけで気分があがりますね。思ったよりも舞台が近く見えるのに、収容人数は多く、端までちゃんと音が届く安心感があります。もちろん奏者の腕もあるのでしょうけど、ホールに安心を貰うという一面もあると思うのです。

 

オーケストラの演奏も指揮者のパフォーマンスも、先生のソロも、すべてが極上でした。途中、長女の知らない曲になったときは眠気の妖精がグルグルしていたようですが、それ以外は全部聴き入っていましたし、アンコールの曲を知っていたようで、とてもはしゃいでいました。

 

帰りに先生とお会いでき、手紙を入れたプレゼントをお渡しして、がんばっているパガニーニの楽譜にサインをいただいてから帰ってきました。

 

「パガニーニを弾いているなら“ちゃん”は失礼ね。○○さんへ。はいどうぞ」

 

長女、大変感激しておりました。

 

大好きな方に声をかけていただけるのは、何にもまして嬉しいのでしょうね
遠出してコンサートを聴いて、という特別感もあったのでしょう。上機嫌の長女さんでした

 

ではまた。