人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

子にかけてしまう過大な期待の解消法

昔から大好きで、いまだに完結していない漫画『ガラスの仮面』の検定があったので、北島マヤコースで遊んでみました。結果は「マンガ評論家レベル」だそうです。月影先生にダメ出ししていただきました。

 

「おらぁ……たずだぁ……」の長台詞の穴埋めを答えられなかったのがとにかく悔しかった! あそこは得意問題なのに!(少女マンガ大好きです)

 

最近、子に大きな期待を抱きすぎていないか、と振り返ることが多くなりました。これはいけない、と冷静になった後に気づくんですよね。

 

私が小学校の中学年を過ぎたころの話。とたんに親の期待値が上昇したのを感じた、つまり些細な「できないこと」を怒られた記憶があります。今までは特に何もいわれなかったような細かいことを「もうできないとおかしい」「これがわからないなんて、どうかしている」と急に親のイライラ度が増したんですね。

 

今までは肯定されてきたのに、急に否定され出したことで、実際私は混乱しましたし、とても悪いことをしているような気持ちになって、いろんなことに後ろ向きになりました(その反動が高校からのハッチャケぶりに出るわけですが、それはまた別のお話)。

 

同じことだけはすまい、と思いながら子育てをしてはや8年。同じことをやっています。ダメじゃん! 意志弱すぎるわ! と反省をしました。

 

最近は「なぜわからないのか、この子は頭が悪いのか」ではなく「なぜわからないのか。それがわからない。だからなぜわからないのかを考えよう」と思考を変換するように努力しています。すると、わかったときの子の反応はとても早く、「なんでこんなこともわからなかったんだろう」と自分で振り返っているかのようにも見えるくらい、スッキリした顔つきをしています。

 

……なぜ音楽で同じ教え方ができないのでしょうね。音楽は本当に難しい。

 

親だってドのつく素人なのですから、もっと謙虚にならないといけないですね
それでも「気持ちをこめる」ことをしない演奏だけは、どうしても許せず……

 

ではまた。