人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

緊急事態対策本部、設置

先日のレッスンで緊急事態宣言が発令されました。結果、余計なことをしている時間がまったくなくなりました。

 

日曜日を1日使って、とにかく今までの内容のどこがわるかったのかを総ざらいしようという話に。物語を作ったはずだけどそれは定着しておらず、中途半端にしか効力を発揮していなかったので、そこも見直します。

 

半分は二女のピアノを見ながら、そして姉妹の宿題やワークをみながら、とにかく時間を作っては練習と会話。ここはどんなお話? 登場人物は誰? どんな気持ちでどんな物語が発展している? 一緒になってパガニーニを詰めていきます。アナリーゼなんてご大層なものではありません。この曲に物語をつけることのほうが何よりも先決です。

 

すると……。今まで漠然と曲を聴いていた私も、「おや、このフレーズはもしかしてこんな雰囲気?」と多くのことに気づき始めます。物語をつけていくと楽しくなっていくはどちらかというと私の方でした。そのアイディアを話すと、長女も「いいねーいいねーキュンキュンだねー」と合いの手だけはいっちょまえ。だんだんとページがストーリーで埋まっていきます。

 

よし、これなら一音たりとも「何も考えずに弾いている」ことにはならないぞ! どうだ長女、これで弾いてみなよ!

 

……あんまり変わってないよ! もう一度!

 

日曜はこうして過ぎていきます。

 

総時間はそこまで長くないと思いますが、練習の内容はガラッと変わりました
そもそも「心に音が流れていないから音程がずれる」とおっしゃる先生に習っているので、これが本来の練習の姿なのかも?

 

ではまた。