ヴァイオリンの構え方を3つに大別してみた
最近、若い学生さんの演奏を聴く機会に恵まれています。藝大のモーニングコンサートもいいのですが、もっと小さな規模でならば学生さんたちはあらゆるところで弾いている様子。学生ならではの、なかなか聴く機会のない珍しい曲を持ってくるので、とてもおもしろいし勉強になる。
ヴァイオリニストを何人か見ていて、ちょっとおもしろいと思ったのが、構え方。
鈴木教本には1巻に構え方の基本が写真つきで掲載されていますが、キチッと守って弾いている人はどれくらいいるのでしょう。
特に成人を過ぎた男性に多いのですが、みなさん個性的な構え方をしますね。山根一仁さんはヴァイオリンをほとんど顎で挟んでいませんでした。シュロモ・ミンツはとても嵩の高い特注の顎当てをしていますし、体型にあわせて試行錯誤した結論なのかな? とも思います。
それはそれとして、まだまだまだまだ学習の身の未成年はもっと種類が少ない。それはきっと大げさに外れた格好をしている子には先生から指導が入るからでしょう。それでも大別すると、三種類に分けることができる気がします。それは、
・耳から生える系
・顎から生える系
・スタンダード系
こう書けばヴァイオリンを学んでいらっしゃるご家族の方なら、どんな姿勢かお分かりのことと思います。男の子にとても多いのが「顎から生える系」。女性はたいてい「スタンダード系」。巫女のように乗り移った演奏をするタイプはときおり「耳から生える系」が顔を覗かせる気がする。
ちなみに長女は全部をローテーションして、興に乗ると右頬から生える系という亜流になります。
それはそれで音が悪くなるからやめて。
ご自身もしくはお子様の姿勢はどのタイプですか?
姿勢を変えると音が変わることはあるんでしょうかね
ではまた。