人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

特訓の成果いかに

長女、ヴァイオリンのレッスンがありました。

 

先週もボロボロだったため、親も初心に還りまして、相当な時間と手間をかけて練習メニューを作り上げて日々こなしてきました。自分で練習しやすいように、という工夫を凝らしたのは久しぶりで、7歳直前に、ヴィヴァルディの協奏曲イ短調第一楽章を弾き終えてから、ラ・フォリア、フィオッコのアレグロと連続で弾かなければならないときに、日々やらねばならないことをリストアップした練習以来です。

 

それでも常に先生の演奏を聴いて、即座にその部分を弾けるという環境になったおかげか、今まで漠然としていた「何を修正すればいいのか」がハッキリと見えてきたようで、ようやく長女の顔にも精気がみなぎってきました。

 

さあ、レッスンです。

 

いつもどおりスケールは合格をいただきます。続いてのパガニーニが問題だ。

 

いつもいつも注意されているところ……を通過! 音程が悪いところを……「音程もっとよくなる?」……ざんねーん! 続いて表情付けにご注意いただいた部分を……通過! 新たに「ここのテンポ、このように整えて」新注文、入りました!

 

全体的に5割は通過でき、そのぶん新たなご指示をいただき、という結果になりました。よーしよし、9割不通過だった先週に比べれば相当な進歩だ。

 

曲の大まかな部分が見えるまではやはりこういう地道な練習が必要なんですね。私が3~4時間かけて教材を作っているだけに、成果がある部分と無い部分はよくよく分析しなければなりません。

 

ちょっと仕事っぽくて面白くなってきてしまいました。

 

パガニーニを見ていただいたあとに「今日は、これで終わりかな?」と聞かれたので、おずおずと……「実は、明日ピアノのお教室の発表会で、パルティータ3番のプレリュードを弾くので、ちょっと聴いていただけませんか」「ああ、なんだか懐かしいね(2ヶ月ほど前に合格いただいていたので)」というわけで聴いていただくことに。

 

「うん、全体をもっと大きく弾いて。大きく、大きく」

 

スケールの大きさをもっと出そう、ということでした。せっかく教会で弾ける無伴奏バッハだもの、天井に響かせようね。

 

「がんばって弾いてきて」

 

よし、先生からも気合もらったよ!

 

家に帰ったら即座にパルティータとピアノの特訓だー!
二女もロングドレスを着るので気分があがっています!

 

ではまた。