人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

親戚めぐり

先日も書きましたが、佐渡の地を踏んだ我らは施設で大ばあばと初対面し、長女はヴァイオリンを少し披露してきました。その間ずっと姉妹からせっつかれていたのが、「海に入りたい」ということ。まだ水は冷たいと思うのですが、姉妹は関係なく、「足をパチャパチャするだけでもいいから!」ととにかく食い下がってきます。

 

でもね、田舎には「親戚周り」という儀式があるのだよ。

 

両津から車でさほど離れていないところに、親戚たちの住む集落がありまして。一族のお墓ですら徒歩圏内にあるため、一度帰省すると用事がいっぺんに済みます。古くて大きな家がいくつも建ち並ぶ中、ご挨拶したりお墓参りしたり。

 

そこでも背負ってきたヴァイオリンを弾いてくれと言われ、長女さん、嫌な顔ひとつせずにまたご披露。とても喜んでもらえ、「カニたべなさい」「イカたべなさい」と海の幸を次々と振舞ってくださいました。姉妹は大きくて古い家に大喜びで、勝手に探索を始めてしまいます。

 

テレビの中でしか見られないような、足踏みのミシンがあって、踏み方を教わったり、歩いて2分のところにある海辺でキャッキャと遊んだり、子供らしくすべてのものを吸収していました。

 

あとは宿で落ち着いて、温泉につかって、ご飯を食べて。全部を楽しんだ姉妹はコテンと寝てしまいます。

 

なかなか忙しいですが、見事こなしてくれました。

 

姉妹は我が家の親善大使ですから、仕事が多いですね
本人たちはいつも以上にハッチャケて旅行気分を満喫していました

 

ではまた。