人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

6月総括

わあーどうしよう、今月まったく何も書いていない。

 

といいながら録画したコンフェデレーションズカップ(サッカー)を見ています。こんにちは。チリのキーパーがPKを3つ止めたのはなかなか見ごたえがありましたが、それよりもオーストラリアがこの大会でとても良い経験を得ているようす。グループリーグ敗退はしたものの、来月の日本戦では自信満々で乗り込んで来ること必至です。ウカウカしていられません。

 

それ以上に私がウカウカしていました。もう今月も終わりだ!

 

姉妹に何も無かったわけがなく、それこそ日記のように毎日書いていたころよりも忙しいのではないかと思うくらい7月・8月はイベントが目白押しです。そこに向けての準備が押し寄せた6月でございました。

 

●長女

ヴァイオリンの基礎練習は習慣として「やるもの」となってきました。毎週必ずチェックいただけるわけではないのですが、時折練習の仕方が間違っていないかを確認いただき、少しずつ匍匐前進しております。

曲も7月にご披露するものを2曲、8月にご披露するものを2曲、練習中。7月のものがまた「テクニック的に難易度は高くないものの、その実キレイに弾くのは難しい」ものなせいでヒーヒー言っております。伴奏の先生と2年半ぶりのあわせも楽しみ、少しは気合が入ったでしょうか。逆に8月に弾くものは小品ですし長女の好きなドシャーンピロピロピロ~系なので嬉々として弾いている最中。しかもレッスン中に憧れのお姉さんにフィンガリングを教わるという、普通ありえない体験もできました。テレ屋同士が「えっと……ここはこう……」「……あ、こう、です?」「……そう」みたいにチマチマとやっているのを傍から見ていて、とても微笑ましかったです。

四重奏のあわせも貴重な体験でした。譜面だけ見ると簡単なのに、あわせるってこんなに難しいのか! と愕然とした1.5時間に。それなのに次のあわせは本番直前。うん……これは、追加練習が必要だよね、そうだよね、とそれぞれの参加者のみなさんが陰でうなずきあい、とある先生のご厚意で再度あわせることに。がんばれ長女。音程外してる場合じゃないぞ。

ソルフェージュも新しい先生になってからバッハだハノンだ新曲視唱だなんだとスタートしています。ますます音楽漬けの夏休みになりそう。

 

●二女

強烈な自我の発露のせいか、自分の感情をコントロールできていません。家の中ではずっとプリプリしています。それでもピアノはしっかりと練習し、厳しいレッスンにもくらいついている様子。

先日発表会に出場したのですが、まだまだ家でできていたことを舞台で落ち着いて表現できません。当然緊張しているからなのでしょうけど、その上でのテンポキープなど課題は山積。それ以外にも夏に本番が控えている曲があり、毎日細かい部分を修正しながら弾いています。しかし昨日できたことが翌日にできなくなっていることも多く、一進一退の攻防が続き……。

本人の集中力と、第三者の目線(耳)を持つ冷静さ。そこを育てていく時期なのかな、とも思う今日この頃。感情を制御することが第一、次に集中、そして冷静さ、の順番かな。……どれもなかなか出来ないのは、実は「若さ」の特権なんですけどね。

 

なんだか最近、子を叱る時間のほうが長くなっています。そんな日々に慣れてしまったせいか簡単に叱る体勢になってしまっている自分に気づいて、ちょっと嫌気がさすことも。

時間効率との戦いになってきたせいでしょうね、きっと。今までの延長でのんびりだらだらされると、「んなことやってる場合じゃなかろーに!」とカッカしてしまう。さらに口ごたえが増えたものだから、ますますヒートアップするんでしょうなあ。

 

もっと違うやり方を模索しないと。このままでは泥沼ですからね。

  

心を亡くすと書いて「忙しい」とはよく言ったもの
忙しいことは悪いことじゃない、心を亡くすな、という警句と思うことにします

 

ではまた。