人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

一回目は厳しいのか?

長女、次の舞台に向けてモーツァルトのコンチェルト4番を仕上げ中です。そして今回のレッスンで初めてピアノの伴奏がつきました! 今までは人の演奏(ハーンやヴェンゲーロフなどのCD)を聴きながらイメージを膨らませることしかできなかったので親もワクワクします。

 

特にピアノの伴奏で弾いているこの曲を知らないため、どんな仕上がりになるのかはとても気になっていました。伴奏ピアニストは先日の発表会で素晴らしいサン=サーンスの伴奏をされていたK先生。妻はご挨拶したそうだけど、私と長女ははじめまして。とても物腰柔らかでステキな方です。

 

長女、初めての伴奏つきでしたが、練習どおりゆっくりと丁寧に若干テンポを落とし気味によどみなく弾き上げました。が、先生は渋い顔。

 

「まだまだ雑だよ。それとテンポはアテンポでお願い。もっとはつらつさをもって、楽しく、かわいく!」

 

細かい指導がほぼ一時間続き、何度もピアノにあわせて弾きました。終了後も「うーん、まだまだだね。これから細かいところを詰めていこう」ときびしめ。K先生はここでお帰りになったのですが、お見送りに出た妻に「先生が指導されたことをすぐに反応しちゃうんですね」と褒めてくださったとか。……本人にはいわないでおこう。また図に乗るから。

 

それからスケールやカイザーなどを見ていただきました。「重音のスケール、音程ひどいぞ」と言われ、親はほらみたことかと溜飲が下がる思い。本人はさすがにあわてたようです。その後もレッスンは続き相変わらず大幅に時間をオーバーして終了。本当に熱心な先生です。

 

しかしクライスラーの初伴奏併せのときも思ったのですが、先生は初伴奏のときは比較的きびしめの評価です。以前教えていただいたことを反映しようとかなり頑張ってきたのですが(おかげでその部分は注意を受けませんでしたが)、それでも決して「よく弾けてる」とは言いません。

 

ここをゼロとしてどれくらい伸ばせるか、と考えているのかな。

 

次回の伴奏あわせ、どこまで満足してもらえるか楽しみです。

 

ではまた。



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