人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

2014-01-01から1年間の記事一覧

一年を振り返りまして

今年の三月中旬にふと思いつき、ブログを書き始めてからすでに九ヶ月。一日も欠かすことなく書き続けることを自分に課して願掛けとしたこのサイトですが、素直な心情を吐露していたら、思っていた以上に多くの方からコメントをいただく幸せに恵まれました。 …

上り調子のピンチ

先日のこと。長女が夜に練習していました。そこそこ調子もよく、重音もノリノリでかき鳴らしていたときのこと。 ガタンッ! 手がすべって楽器を床に落としてしまいました。幸いラグマットの上だったので、ひとめで分かるような壊滅的なことにはなっていませ…

二度目の伴奏あわせ

ヴァイオリン教室の発表会で弾いていただく伴奏の先生と、二度目の伴奏あわせがありました。先生の通常のレッスン時間にお越しいただきました。 前回よりはよいイメージで入れたのと、音程を必死で修正してきたので、通して聴いていてもそこまで不安な部分は…

冬休み突入

娘たちも含め家族全員が冬休みに入りました。練習三昧の日々を過ごしております。とはいえ千住真理子さんのように一日14時間などといった「がむしゃら」さには程遠いですが、一定以上の練習は必ずこなしております。 まったく遊んでいないのかというとそん…

Cバウツに傷が!?

長女さんがもっとも注意されるのは、音程と弓の弾き幅です。「もっとたくさん弾いて」と何度も何度も言われている。そこで長女さん、今まで以上に腕を大きく振って弓を使うようになりました。 が、その分コントロールが効かず、Cバウツ(Cカーブ)にガツッと…

二女のサイズアップ

二女さん、「発表会が終わったら」の約束を覚えていて 「こっちの大きいヴァイオリンつかっていいんだよね!?」 といそいそと1/4を取り出しました。長女が長らく使い続け、新しい先生にお願いするにあたり弦をかえケースも買った直後に「1/2にしまし…

クリスマスが今年もなんとかやってくる

メリークリスマス! 12月に入ってからツリーを取り出し、飾り付けをし、「今年もプレゼントがくるといいねえ」なんて話をしていたのに……。発表会やらピアノの先生探しやらでバタバタと忙しくしていたら、あっというまにクリスマスが直前にやってきてあわて…

発表会直後にも関わらず

姉妹とも練習に関しては本当によくやります。もちろんまだ自分からヴァイオリンケースやピアノのふたを開けることはありませんが、「練習しようねー」と言うと、日によっては喜んで楽器に向かいます。 そのおかげか、ピアノの発表会からまだ日が浅いというの…

見せないテスト

近所のお母さん友だちに話を聞いた妻は若干あわてました。最近小学校では年末のテストが続々と出されているというのです。えっ、長女は一枚も持って帰ってきていないけど!? 実は点が悪くて見せられないとか……? 「ちょっと長女! 学校でテストしているの?…

発表会後のレッスン

娘たちが通っているピアノ教室は、子どもはもちろんですが大人の生徒さんも多数いらっしゃるため、発表会を複数回に分けて開催しています。娘たちは幼稚園、小学校低学年のグループに参加しており、午前中に終了してしまいます。 私の父母を交えて軽食をとり…

成果と課題

発表会でした! この日のために娘たちは何度涙を流したことか! どんなに小さかろうと、舞台は舞台。ここに向けて仕上げていくという経験は本当に何事にも替え難いものなのです。 二女は『人形の夢と目覚め』をなんとか最後まで弾ききりました。演出面で指示…

フル回転

二女の幼稚園でお遊戯会がありました。朝はやく家族で幼稚園に向かい、すべて観劇。 二女はお芝居に出たのですが、口パクが上手なのかあまり声が聞こえてきません。普段から声は大きいほうではなく、はしゃいでいるときと泣いているときだけ通る声を出します…

ピアノの先生が決まった!

伴奏の先生にとって書き入れ時のためか、長女の伴奏の先生がなかなか決まりません! コンクール、発表会と続くこの時期、伴奏の先生のスケジュールは奪い合いなのだとか。 お師匠時代にお世話になった先生にご相談しようかとも思いましたが、それはあくまで…

風邪が大流行

世の中はインフルエンザやら「原因不明の風邪」やらが蔓延していますが、皆様、お体お変わりございませんでしょうか。 我が家は私を除いて全員何かしら風邪をひきました。 長女、11月頭からずっと咳がつづいていました。咳は基本的に自衛反応ですので、そ…

寝起きの違い

子どもの寝起きっていうのはどうしてこうも面倒なんでしょうね。私が子どものときも親は相当苦労したんじゃないかと思います。 近所では、「しっかりものの長女ちゃん」「愛嬌ふりまく二女ちゃん」というのが通説としてまかり通っている我が家の姉妹ですが、…

音が低いときはどうするの

先日の記事の続きになりますが、同日、長女さんもピアノレッスンがありました。ただ、先日ピアノの発表会で弾く『プレリュードとアレグロ』の伴奏あわせにてこずりましたので、ピアノのレッスンの時間を若干割いていただき、再度伴奏あわせをいたしました。 …

親子の寒暖差

二女さん、ピアノ発表会の曲を仕上げにかかりますよ! ピアノの先生に「ほぼ仕上がっているね」とお褒めいただきつつ、細かいところの最終調整に入っています。スタッカートのツブを揃えたり、テンポキープだったり、和音の音量だったり。何度も何度も繰り返…

子に救われる一言

いくら本人が「本気でやる!」と言ったところで、やはり小学一年生の言うことなど世間からすれば「親が言わせている」「やらないと見捨てられるという強迫観念から」と見られてしまうもの。 誰かからそう言われたわけではないのですが、私はたとえ陰で言われ…

再度・伴奏あわせ

長女はこれから演奏会続きです。 ・ピアノのお教室の発表会 ・ヴァイオリンのお教室の発表会 ・コンクール予選、本選(行ければ全国) 衝撃的なことに、すべて伴奏者が違います。伴奏慣れするにはとてもいい機会だとは思いますが、なんだかハードなスケジュ…

えっ、パガニーニ!?

先日の記事の続きになりますが、伴奏あわせのあとに通常のレッスンがありました。スケールは毎回どんどんOKをもらえるようになってきています。最初のころは注意に次ぐ注意ばかりで、スケールの弾き方の基本を教わるばかりだったのですが、最近では 「難し…

初の伴奏あわせ

長女、はじめて『プレリュードとアレグロ』をピアノとあわせました。伴奏はヴァイオリンの先生からご紹介いただいたピアニストの方。スケジュールが数ヶ月先まで埋まっているというとんでもなく多忙な方で、今回伴奏していただけるのもまさに先生のコネクシ…

ピアノ、死角なし!?

長女と二女、ピアノのレッスンがありました。発表会も目前。そろそろ細かい仕上げに入らなければなりません。 なぜかピアノの先生、少し入れ込んでおりまして「長女ちゃん、もっと仕上げたいから、もう一回レッスンしよう!」と存外のお言葉をいただきまして…

小学校というところ

小学校という場は不思議なところです。自分が通っていたときは何の不思議も何の疑問も感じずに日々を過ごしていましたが、子が通うようになると、いかに実社会から乖離した世界かということを実感しますね。 我が家は音楽という親子の共通言語がありますから…

思いは招く

夫婦そろって考えさせられてしまった映像を見ました。 TEDxという催しをご存知でしょうか。テクノロジー、エレクトロニクス、デザインの各分野で働く人たちが、自分たちの経験を分け合うプレゼンテーションを行う、という映像番組です。主にYoutubeで放送さ…

親離れの予兆

先日のことです。 子どもといっしょに親の参加をうながしている学校の課外活動がありまして。長女はそういう類の行事が大好きですからふたこと返事で「行く」といいました。いつもなら「パパかママもきて」という長女さん。それが今回は、 「恥ずかしいから…

違う曲を練習してた!?

二女さん、お師匠のヴァイオリンのレッスンがありました。発表会で弾くヴィヴァルディのイ短調第三楽章はテンポも音程も褒めていただき及第点。 最近の二女は進歩も目覚しい。特にボウイングが丁寧なので、ヴァイオリンの音をしっかりと引き出せているとお師…

あせりの苦悩

長女のレッスンは最近言われることがほとんどいっしょです。 ・弓をたくさん使って! ・もっと鳴らして! ・音程をぴったり合わせて! ・正確に、かつレガートに! ・テンポしっかり! これしか言われていません。 つまり、基礎力が足りていないってことです…

バレエが半分

長らく学んできたバレエのお教室は週に2回のレッスンがあります。長女はそれを1回に減らしてもらうことに決めました。理由はヴァイオリンの練習に時間を作りたいことと、家計問題のふたつです。 週2回受ける最後の日、たまたま親の見学日だったため、妻は…

モーニングコンサートの雑感

先週の木曜日にあったモーニングコンサート、妻と二人で出かけてまいりました。 もちろんお目当てはブラームスのヴァイオリン協奏曲ニ長調。略してブラコンです。この曲、前奏が長い! 軽く2分半あります。ただ、そのオーケストラ部分があまりにもかっこい…

つかの間の休息

ここのところ、家族全員に疲れがたまっていました。リフレッシュしたいと真っ先に声を上げたのは二女。「じぃじとばぁばの家に行きたい!」金曜の夜からずーーっと耳にタコができるくらいリフレインされたせいで、我々もその気になってきてしまい、結局妻の…