人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2015年を振り返って

本ブログを始めたのは、ちょうど2年ほど前のことです。長女がまだ幼稚園の年長で、初めてコンクールを受けることが決まった直前くらい。先生もまだ前の方でした。 長女があまりにも真剣に練習し、それに伴った急成長をするもので、本人が本気で「ヴァイオリ…

喘息の専門医

長女の話題が続いてしまっています。全国の二女ファンの皆さ~んに申し訳ない!(八奈見乗児さんの声でお願いします)……言いたかっただけですすみません。 それはそうと、長女の咳が完全に治りきりません。特に朝晩や激しい運動をしたときに顕著に出るため、…

最後なので

レッスンの前も、レッスン後も、もっぱら話題はコンクールのこと、発表会のこと、そして3/4のヴァイオリンについて。 楽器に並々ならぬ愛情を注いでいる長女の先生は、楽器の限界を求めてチューニングすることを推奨されます。なので長女の現楽器である1…

いつものレッスンを

長女、ヴァイオリンのレッスンがありました。 長女がケースを開いて準備している間に、先生とコンクールの結果について寸評を交えていくつかお話をしました。今年は例年に比べて審査が厳しかったこと、入賞者数もだいぶ絞られていたことなどをうかがい、身が…

二女の晴れ姿を見逃す

今年の学校が終わり、各ご家庭ごとに年末年始を過ごされているのでしょう。我が家はムラっ気のある通知表を見て頭を抱えました。一番「おい!」と思ったのは、あれだけ音楽に時間もお金もかけているというのに、通知表の「音楽に親しみ、心から楽しむ」に「…

好きなプレイヤー・好きな曲

長女が演奏の参考にCDを漁っているとき、音を聴いてピタッと全身が止まるのは、ヒラリー・ハーンです。なにかシンパシーでも感じるんですかね。聴かせどころを知っている演奏だから好きなのでしょう。 好きなコンチェルトは、やはりメンデルスゾーンのよう…

「弾く」という道

長女は先日ヴァイオリンのコンクールを入賞で終えることができました。それなりに自信になったでしょうし、今年最後の舞台をなんらかの形で結果を残せたこと、両親やピアノの先生から基本的には褒められたこと、そのあたりで安心していたようです。 が、ヴァ…

今年最後の舞台

クリスマスイブですね! みなさんどんなクリスマスをお過ごしになるのでしょうか。姉妹は、クリスマスツリーを自分たちで飾り付け、その下にサンタさんへのお手紙を据えてドキドキしながら一晩を過ごすということを毎年繰り返しています。 徐々におねだりの…

直前レッスン

今回初参加のコンクールに向けて、最後のレッスンがありました。 毎回先生が注意なさることは一緒で、そこが直らないとそうそう上位は狙えないだろうと思っていたぶん、意識が修正に向かわない長女に若干のいらだちを覚えます。こんな調子で大丈夫なのかな………

お楽しみのあとの練習に思うこと

先日の発表会が終わってから、ちょっと遅いお昼ご飯をみんなで食べて解散。帰宅して真っ先にしたのは、全員でお昼寝でした。 ぐったりと疲れた身体を睡眠で回復させ、夕方に起き出して練習開始。

お楽しみ発表会2015

朝の9時半から午後1時半まで、ずっと発表会兼お楽しみ会でした。学習の成果を披露というよりは、人の演奏を聴いて、おいしいケーキを食べて、交流して、解散、といったクリスマスパーティー的なノリの会です。 なので、親もそこまでは緊張していないのです…

二女レッスン、そして長女突然の

久しぶりに父娘のふたりでヴァイオリンのレッスンに行きました。二女のお師匠のレッスンを父娘で受講するのは、もしかしたら初めてではないでしょうか。 翌日に発表会を控えたいま、フィオッコのアレグロにようやく合格をいただきました。そして先に読んでお…

集大成に向けて

学校から元気に「ただいまー」と帰宅。手洗いうがいをして、おやつをむさぼり食う。そしてどちらかがピアノに向かい、どちらかがヴァイオリンを弾く。しばらくして休憩。そのまま宿題や通信教材を開始。ご飯、お風呂を挟んで、またピアノとヴァイオリン。二…

「舞台が大好き」の真意

気持ちのこもっていない文章は誰の心をも打つことはありません。そして人を泣かせることの出来る力をもった文章とは、少なくとも書いている本人が号泣していないと書けません。もし笑顔で「泣かせどころ」を書ける人がいたとしても、その文章はすぐに消費さ…

自宅で弾き合い会

夕飯を家で食べたいと思い、LINEで「食べるものある?」と聞いたとき、予想外の返答をされて思わず帰路を急ぐ歩みが緩みました。 「コめん、うりきゆ」(原文ママ) ……え、なんて? 「ごめん、売り切れ」

二女だって追い込み練習中

夜遅く、ひとり風呂に入りながらスマホをいじっていたところ、「追い炊きをします」と機械的なお姉さんの声が。あれ、間違って体のどこかで追い炊きボタンを押したかな。そのとき、LINEにて「寝ちゃったの?」と妻から。こんな狭い家なんだから確認しに動け…

二女とピアノ

娘たちの音楽会が土曜日にあったので、月曜は振替休日でした。その音楽会について長女が言うには、実はピアノ伴奏に立候補することも可能だったそうです。でも「コンクールとか発表会とか続くからー、受けちゃうと譜読みしたり大変だしー」ということで鉄琴…

トイレの報告

学校行事の音楽会がありました。学年ごとにそれぞれ一生懸命に練習した成果と趣向を凝らした演出で愉しませてくれました。 大勢で同じ曲を演奏してひとつのものを作り上げるという作業は、とても頭を使うと思います。幼稚園のころから知っている子たちがみん…

一曲お預け、一曲集中

暑かったり寒かったり、変な天気が続きますね。小学校周辺では咳風邪や嘔吐など大流行だそうで、どこにいってもその話題です。今年は特におかしいらしく、咳が数ヶ月やまなかったり、喉がずっと腫れていたりしている人が多い様子。 これから行事が多いですし…

ピアノに群がる姉妹

昨日の朝、ちょっとのんびり支度しながら、服部百音さんのリサイタル・ノヴァを聴いていました。ふたりして口をあんぐり開けながら「うまいねえ……」となってしまい、番組終了後に議論が始まってしまって会社に遅刻しました。 まずテクニック(小脳)、次に解…

ペグの穴を開けてもらいに

高校生のころ、この季節に友人と顔を合わせると毎朝のように「靴下がずり下がる季節になったねえ」と挨拶していました。今思うとジジくさいですが、事実靴下がずり下がるのだから仕方が無い。 空気が乾燥して肌がかさつき、靴下のゴム程度では定位置を維持で…

学業と芸事の両立

先日、友人に学生音楽コンクールの熾烈な競争について細々と説明したあと、今年はこんな感じだったんだよー、と感動を伝えていたときのこと。その子は昔からクラシックバレエとピアノをやってきた人ですがヴァイオリンの世界は知らない。そのため興味津々に…

ミルクティー色の音階

先日、録画したららら♪クラシックを見ていたときのこと。パイプオルガン特集だったその回は、たまたま姉妹ともバッハのトッカータとフーガに興味を持った直後というベストタイミング。ふたりとも食い入るように見ていました。 しかし一方で私も別のことに目…

ヴァイオリニストの立ち位置

長女、平日にも関わらずヴァイオリンのレッスンがありました。学校から帰ってちゃちゃっと支度していつものレッスン室へ。 伴奏のM先生とも大変お久しぶり。10月にあった先生のリサイタル以来です。本当によくしてくださる方で、テクニックも長女の先生が…

弦を買いに、弓を試しに

NHK音楽館ではマーラーの復活、題名のない音楽会では超絶技巧、ららら♪クラシックではショパンの幻想即興曲と、まー見所たくさんの週末。海の向こうの演奏も聴かせていただき、ハイソサイエティ風味な時間を過ごせました。本物じゃないのが寂しい。 我が家は…

「ずるい」をなくそう

ある日妻の言うことにゃ「スキーはいやだけど、乗馬はやりたい、やらせたい!」はい? なんの話ですか? 唐突に出てきた「乗馬」という単語にびっくり。なになに、誰か有名な人が乗馬やっていたとかそういう情報を仕入れたのかな? 「昔筋がいいって言われた…

来年の話をしよう

学校から「子供スキー教室!」と書かれたチラシを持って帰ってきた子どもたち。特に興味もなくテーブルにぽいっと置いたのですが、私はウィンタースポーツが好きだったので「ふたりに参加させてやりたいなあ」と言ったのです。そうしたら妻は一瞬で「やだ」…

メトロノームが低い

長女さんと二女さんから、仕事中に携帯にメールが入りました。こども向けの携帯電話を持たせているのですが、これに簡単なSMS機能がついているのです。ときおり「ぱぱー、おしごとちゅう(?_?) わたしはれんしゅうおわったよ!」みたいなメールが送られてきま…

一方そのころ長女は

二女のメンタル面でいろいろと心配の多い昨今ですが、長女に問題があるとすれば、それはピアノです。 だいぶ長いことヴァイオリンだけに集中していましたので、久しぶりに触ったピアノはてんでバラバラ。やはり毎日少しずつでも練習を続けていないと、音楽と…

最近の二女さんの活動

最近の二女さんはとても難しい人になってしまっています。 家で練習しているときはピアノもヴァイオリンもモチベーションが高く、ニコニコしながらとても情感豊かに弾きます。特にピアノはブルグミュラーの貴婦人の乗馬が好きらしく、自分からどんどん譜読み…