人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

先生のダメ出し

夏休みが終わりますね。お子様のいらっしゃるご家庭では、お母様方の負担がとてつもなかったと思います。それこそ男親の私には想像もつかないくらいの。それも今日までです。お疲れ様でした。 さて。先日の続きです。 我が家では、コンクールの演奏を先生に…

体調不良から華麗なる本選通過

コンクール本選がありました。ちゃんと早めに寝かしたし、翌日の準備は完璧に整えておいたし、一点の曇りもなく就寝したのですが……。 当日現地について長女が「おなかがいたい。気持ち悪い」と顔を真っ青にして言います。ひとまずドレスに着替えて、トイレに…

サラ・チャン育成に学ぶ

原典を読まずにネットからの情報なので、正しいかどうかは正直わかりません。いちおう、中央日報のサイトに記事が載っていましたので、そちらからの転載となります。ご了承ください。そのうえで、天才ヴァイオリニスト、サラ・チャンの育て方を彼女のお父さ…

大好きな先生との伴奏あわせ

長女が節目ごとにお世話になっている伴奏の先生がいらっしゃいます。お教室におっきなフルコンサートグランドがあり、いつもニコニコとやさしい方です。お師匠が「長年信用してきた伴奏者」と太鼓判を押してくださった方でもあります。 長女がとてもなついて…

感情がだだもれの演奏

楽器奏者は大変です。話したことも会ったこともないポーランド人の気持ちになって歓喜を爆発させなければならないこともあれば、見たことも聴いたこともないスロヴァキアの民謡で踊らなければならないこともある。 体調が悪いとき、眠いときに、今まさに起き…

明るい光があたればいいのに

学コン、東京予選の結果が出ましたね。よくお見かけする名前がずらっと並び、なかなか壮観です。4年生が6人入ったこともびっくり。昨年の全国大会で演奏を拝聴した子もいます。本選、聴きに行きたいなあ。さて、話は我が家の小さな出来事に戻りまして。動…

爬虫に夢中

春に受けたコンクールの賞品が届きました。長女は大喜び! 私にとってはあのときに聴かせてくれた演奏そのものがトロフィーみたいなものなのですが、彼女は自分から生み出した演奏ですし、形になるものが無いのとあるのとでは、実感が違うのかもしれませんね…

単語量と読書量の関係に似た悩み

姉妹ともに一日だらだらと練習の日でした。午後から動物園に行くという約束をし、彼女たちはそれを励みに練習にいそしみます。そのとき演奏を聴きながら頭のかたすみで考えていたことを書きたいと思います。 長女はこれから来年1月まで毎月何かしら本番があ…

ゴキゲンのレッスン

長女、ヴァイオリンのレッスンがありました。ご挨拶して、まずはがんばってやってきたカールフレッシュC durを5~10番まで見ていただきます。前回、「暗譜、そして二拍スラーで」とご指示いただいていた部分です。 「はい、いいよ。じゃあ次はC mollを…

一音へのこだわりを持つということ

実は長女、この夏から秋にかけて、ふたつのコンクールを受けることになっています。いろんな手違いや期待や誤解の産物なのですが、出ると決めたからには全力でがんばりたいところ。というわけで、本番がもうすぐ直前に迫っているため、家族も全員がそこに向…

右手を修正しよう

二女さんのヴァイオリンレッスンがありました。ラ・フォリアは一応ひととおり弾けるようになっていますが、曲として弾いているというよりは、音符をなぞった棒読みのような内容です。ピアノではあんなにも言いたいことがある人なのに、ヴァイオリンになると…

大鏡の前で弓が立つ

帰京する日、あまり時間がない中、長女はヴァイオリン、二女はピアノを練習しました。二女はコンクール本選でまったく別の曲を弾くので、妻がつきっきりで指導しています。私は長女の練習を見ていたのですが、テーマを決めたいと思い、弓を立てた演奏法に特…

プール!

この日はとにかく「プールに行く」と決まっていたので、歩いていけるところにある公営のプールに全員で出かけていきました。水着を着ることを拒否した妻と母はプールサイドで見学。私と古希の父が姉妹を見ます。 流れるプールに身を浸して、ぷかぷかと浮かび…

田舎に帰らせていただきます

お休みをいただきまして、母方の実家がある田舎に家族で泊りに来ました。母方の祖父母はすでに他界しており、母が管理するこの家は一族が順番に使う別荘のような扱いになっています。普段からあまり遠出しない姉妹にとって、これほどリフレッシュする休暇は…

ピアノのコンクール予選

二女のピアノコンクールの予選がありました。全国から山ほど上手い子たちが集まるコンクールですので、予選会場の場所も回数も桁違いに多い。そのなかでも我が家からそれほど離れていない会場を選び、二女の体力温存を狙いました。 曲目はクレメンティのソナ…

二女、コンクール前日

長女、ヴァイオリンの伴奏あわせがありました。……が。今回私は同行せず。なぜならば……。翌日に二女のピアノのコンクールが待ち受けているからです! さ、練習練習! ピアノのレッスンは平日に行われます。そうなると私は見ることが出来ないため、どうしても…

右手と3/4と

長女のヴァイオリンのレッスンがありました。 カールフレッシュやパガニーニ、ヴィエニャフスキと、いつものレッスンが続きます。どれも匍匐前進といったところで、目に見えた大きなな進歩はありませんが、着実に新しいことを教わっています。特に全体を脱力…

満ちてのちに拓く

姉妹ともに夏休みは毎年プールの夏期講習に通っています。実は今年のプール夏期講習、長女は行きたがりませんでした。どうやら検定とかテストとか、そういうものに左右されるのがイヤだったみたいです。「プール行くくらいなら練習してる」とまで! ……いや、…

姉妹の宿題

姉妹は小学生ですから、夏休みの宿題というものがあるわけです。といってもまだ低学年のふたり。絵日記と研究課題など、そこまで大変ではないものばかり。終えられるものに関してはさっさと終えてしまおう、ということになりました。 学校の植物観察でプチト…

長女の音の捉え方

姉妹は街中に溢れている音を音階で理解します。石がガードレールにあたったカーンという音や、コンビニのチャイム音など、「今の音、なに?」と聞くと「ファのシャープ」とすべて答えてきます。 先日、日本フィルの夏休みコンサートに行ったときのこと。ホル…

徒然草 百五十段

有名な一節ですが、まさに姉妹にぴったりなので、今日はこれをなんども読み返すことにいたします。 徒然草 百五十段 能をつかんとする人、「よくせざらんほどは、なまじひに人に知られじ。うちうちよく習ひ得て、さし出でたらんこそ、いと心にくからめ」と常…

耳の改革

昨晩、レッスンで課題をいただいた「ふたまわりくらい優しく」弾く改革を、長女とともにがんばってみました。親も耳がディストーションサウンドに慣れてしまっていたことを反省し、とにかく音量が小さくとも優しくておとなしい音に変化させていこうというわ…

ふたまわり優しく

長女、ヴァイオリンのレッスンがありました。伴奏あわせでもなく、コンクール直前でもなく、一息ついたタイミングなので気持ちも晴れ晴れ。 先日のコンクール予選について「ちょっと走っちゃったね」などと少しお話をしました。特にテンポ感については今後も…

せわしい日々

いろんな手違いやら、いろんな思い違いやら、いろんなアクシデントやら、そしてわずかながらの希望やら、そういったものがごっちゃまぜになったまま予定を詰め込んだ今年の8月。正直、毎日何かしらやらなければならないタスクが襲い掛かってくるため、本当…

予選通過

本ブログにコメントくださった方から、「送信できなかった」という報告を何度かいただいております。利用させてもらっている『はてなブログ』は管理機能がやや重いので、処理が落ちて送信に失敗する、なんてこともあるかもしれません。ご迷惑をおかけしてお…

親の焦りは試されている

ほぼ独り言に近いので、ボソボソと書き逃げしたいと思います。 子は可能性のかたまりだと言います。本当にそうで、本人の意識と周囲の助力さえあれば、子は大人が考える以上の伸びを見せることと思います。ですから、伸ばし方を間違えていないか、小心な私は…

長女・デス・シュトルム

長女、門下の弾き合い会がありました。全体の感想をだいぶ省略して書きますが、みなさんすごいです。年始の発表会以来久しぶりに演奏を聴く子もいて、その成長振りがまたすさまじく。 焦るなと言われても焦るわ、こんなの。 特に学コンを目指す子たちはそれ…

LINEによる夫婦の会話

夏休みは母子がべったりといっしょにいるせいか、ことあるごとに妻からLINEで何かしら連絡が飛んできて仕事になりません。 「昨日買ったのりたま知らない!?」 「知るわけないでしょ! それより長女のフラジオの指づかい、間違わないようによくよく見てやっ…

夏休みコンサート

日本フィルの夏休みコンサートに家族で出かけてきました。とてもわかりやすくて有名な曲目が多く子どもたちにはちょうどいいと思い、発売からだいぶ経ってから購入。最後の十数枚というところだったため、2階席の端しか並んで買えませんでした。このコンサ…

て・い・ね・い・に!

長女さん、コンクール予選前の最後の伴奏あわせがありました。実は直前にもう一度あわせる機会があるので正確に言うと最後ではないのですが、ピアノの演奏とどうあわせるかを先生にレッスンしていただけるのは最後と考えていいと思います。 だいぶ形にはなっ…