人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

嫌になることもある

長女との練習は、ときに白熱することがあります。親も未熟な人間ですから子が弾けないとイライラしますし、子はもっと未熟ですから自分が弾けないと態度が投げやりになります。そんな日はお互いにピリピリした空気が流れ……。

油の先生ふたたび

単発レッスンを行っていらっしゃる油絵の先生主催のセミナーに姉妹を送り込みました。過去に一度、油絵の体験をさせていただいたのですが、そのときに見た教え方や接し方、生徒の自主性を重んじるお人柄に惹かれ、「また習わせてみたいね」と夫婦で話し合っ…

長女、聴音が好き

昨日は佐渡さんの「題名」卒業、中秋の名月と、話題の多かった日曜日でしたね。 さて長女、ソルフェージュのレッスンがありました。二女も「指示したことをもう少し正確に理解できるようになったら一緒にやろうね」とピアノ先生から言われております。

再開したパガニーニ

コンクールがひとつ終了した長女は、次の本番までしばらく時間ができました。ということで今まで中止していたパガニーニのカプリスを再開したわけですが……まあ端的に言って鈍ってますね。パガニーニのエッセンスというか、とがった部分というか、そういうの…

5歳のパガニーニコンチェルト

誰それが何歳のときにどこそこのオーケストラと共演した、何歳のときになになにの曲を弾いた、などという話はよくあることで、ヴァイオリニストを売り出すにはもってこいの肩書きだったりします。ですので肩書きだけでその子の評価を定めることはできません…

音感のよさと聴音

最近姉妹のヴァイオリンの練習を聴いていてとても不思議だったので書き記しておきます。 何度も書いているのでしつこいですが、姉妹はふたりとも絶対音感を持っています。その音程がどのピッチで記憶しているのかはわかりませんが、だいたい3音、調子のいい…

冬のお楽しみ演奏会はどうしよう

姉妹、ピアノのレッスンがありました。レッスン内容はおおむねよかったそうです。長女はほぼ一夜漬けだったにも関わらず、4曲中3曲合格。そして3曲の新曲を追加されていました。二女もコンクール本選用の曲をよくよく見ていただきました。

E線だけを替えよう

※若干修正しました。 長女のヴァイオリンには、買った当初からずーっとDOMINANTを張っています。これはヴァイオリンを買ったときに何を張ったらいいか楽器屋さんに相談したとき、このサイズならDOMINANTで十分でしょう、とアドバイスをいただいたからでした…

あーいいねー、これ弾きたいー

最近、長女が自主的に「これが弾きたい」ということが増えてきました。そのレパートリーがあまりにも僭越すぎて笑ってしまうので、全部「先生がいいって言ったらね!」と逃げておりますが、でも弾きたいと思う曲を弾くのが上達の近道なのではないかと思う気…

先生のご指導

長女が演奏した全国大会の映像を、即日先生にお送りしました。とても律儀で熱心な方なので、お忙しい合間を縫ってご感想をくださいます。それに甘えて、毎度動画をお送りしている我が家なのでした。 今回の結果についてはとても喜んでくださったうえで、 ・…

華麗なる全国大会

長女、某コンクールの全国大会に出場いたしました。 今回は2年生になってはじめての大会。カテゴリーは低学年のみ、1~3年生20数名参加されていました。冬は約30名参加していましたから、少ないほうですね。これは毎年の傾向なのか、それとも今年だけ…

ああ、漏水だ・・・

夏は湿度がとても高いのでピアノを置いている部屋は常に空調を管理しています。しかしその日はとにかく湿度が高かった! 暑さのせい、というよりも、雨のせいで。その雨が止み終わるのを待っていたら、ピアノにカビが生えるんじゃなかろうか、というくらいの…

M先生のレッスン

サントリーホールで行われる学コン東京本選のチケットをネット決済で購入したところ、こんなものが送られてきました。 わーい!\(^o^)/ さて。 長女、コンクールにて伴奏してくださるM先生のお宅に、伴奏あわせでお伺いしました。ヴァイオリンの先生はい…

二女ほめられ長女ボロボロ

姉妹そろってピアノのレッスンがありました。 長女、ヴァイオリンにかまけていた、というか、華麗なるポロネーズが弾けずに苦しい思いをし続けていたため、ピアノにまで気持ちが周りませんでした。先生もあきれるくらいシューマンがボロボロだったそうです。…

二女、抜擢される

長女の発表に引き続き、また子育てのお話。 保護者会に行った妻からだいぶ興奮したLINEメッセージが届きました。 「二女の読書感想文が……学年でひとりだけ代表に選ばれた!」 うえええ、なにそれ!? 授業で初めて読んだ物語の感想を書き上げるという授業が…

突然の暗記大会

長女、練習が芳しくありません。どうもいろんな悩みが彼女の頭の中を渦巻いているようで、素直に人の言うことを聞く姿勢がとれていません。求道者にとって一番時間の無駄になる行為なのですが、こればかりは子の成長過程ですので仕方のないことです。 いや、…

全国大会前、最後のレッスン

二日前、突如追加でレッスンしていただくことになり、いそいそと午前中から先生のもとへ。まずは楽器をお預けして、調整いただきます。そのあいだに私たちは近所のカフェで待機。 戻ると「特に調整が必要なほどではなかったけど、少しはよくなったと思うよ」…

ローザンヌ覇者に学ぶこと

この場をお借りして。私信です。おめでとうございます、さすがです! 引き続き応援しております!失礼しました。さて本日のお話。菅井円加さんをご存知でしょうか。日本でも大々的にニュースになりましたから、興味のない方でも記憶の片隅に残っているのでは…

素晴らしいね

長女、先生の前では最後の伴奏あわせに挑みました(実はM先生とはもう一度だけ伴奏あわせをする機会をいただいています)。M先生の伴奏は緊張感があって親も気が引き締まります。 1回通して弾いたあと「そうそう、そうやって弾くの。とてもよくなったね。…

マネっこではダメなんだけど

私はここ最近、先日の伴奏あわせを録音したデータを何度も聴き返していました。ときおり「おっ、これは!」と思う演奏があり、そういうところを何度も聞き返して、「ちょっと長女、この弾き方すごいじゃない。このときは弾けたんだから、今も弾けるでしょ。…

新たな憧れの奏者

だいぶ前の話になります。 長女の憧れ、小林美樹さんが自宅から40分くらいの、とある場所で演奏なさるというので、家族で出かけていったときのことです。それはどこかと言いますと、ニュースでも大々的に扱われました、ここです。 演奏中はさすがに写真撮…

二女の初見力

フラブラ、という検索単語でこのブログを読んでくださった方が多数いらしたので、世の中で今、何が起きているのだろう? とTwitter検索をしてみたら、サントリーホールの読売交響楽団「トリスタンとイゾルデ」で、大多数の人から批判されるような「ブラボー…

バレエの成果を見学

姉妹の通っているバレエ教室は、レッスンの見学を基本的には許可してくれません。「先生と生徒の関係性を重視する、自立してレッスンを受けられるようになるまでを教育とする」という理念に沿ってのことだそうです。 ですが、月に一度だけ見学日が設けられて…

新しい先生との伴奏あわせ

長女は、今年度にヴァイオリンのコンクールを2つ受けます。片方の予選は終わり、もう片方は本選まで終わっています。後者のコンクールは全国大会で初めてお願いする伴奏の先生に弾いていただくことなっており、今回、その先生との伴奏あわせがあったのです…

お絵かき教室に放り込んでみた

二女は暇さえあればペンを握る絵の虫で、起きた次の瞬間からお絵かきが始まるくらい好きです。これは「好き」というのだろうか。もはやライフワークなんじゃなかろうか。その背中はすでに大まんが家先生の威厳。クレヨンや色鉛筆、絵の具、ボールペン、鉛筆…

伸び悩み長女

『華麗なるポロネーズ』の演奏が楽しくなりません。コンクール本選で弾いたときからまだ一度もレッスンを受けていないのですが、自分なりに一生懸命考えているとはいえ、聴いているこちらからすると、どんどんつまらない演奏になっているように感じます。 気…

ピアノの先生、叱責

姉妹、ピアノのレッスンがありました。 長女はエチュードとシューマン2曲。シューマンには独特のアナリーゼがあるらしく、神経質なまでに楽譜にすべてを記載するタイプだったようで。妻・クララが「夫の曲は楽譜どおり弾いてください。彼の言いたいことが全…

子供同士が与え合う影響

うちの姉妹が幼稚園に入園する前から仲良しの幼馴染にHちゃんがいます。コンクールも少しはざまに入り、ちょっとだけ時間の余裕ができた妻は、その子とママを我が家に招待して一日ペチャクチャとおしゃべりを楽しんだ様子。 私が帰宅したあともだいぶくつろ…

駒の調整をお願いに行ったら

先日のコンクール本選について、先生にお返事がてらメールのやりとりを続けていた妻が、「もしかしたら駒がズレているかもしれないから、調整においでっておっしゃるんだけど」というので、いちもにもなく伺うことにしました。 お教室でヴァイオリンを先生に…

将来の分数楽器について

長女が3/4の楽器に持ち替えるのはいつになるのか、まだわかりません。ですが、最近の身長の伸び具合から考えると、意外とはやくそのときはやってくるのかもしれません。先生からも何度か「年末くらいには3/4かもねー」と言われていたため、少し本気で…