人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

歌わせてみた!

歌って、というと泣く、という記事をつい先日書きました。いろいろとご意見をいただいたので、もう少し子らの気持ちに寄り添ってみようと思って試してみたのです。ただ、長女の曲は歌うには少し難易度が高すぎるので(武満徹の合唱曲を早回ししたみたいになってしまいます)、二女に試してみました。

 

ちょうどカイザーの新しい番号を譜読みしておこうか、というタイミングでした。「今日は弾かなくていいから、歌おう」と譜面を持って歌います。

 

あ、ちなみに、私は初見視唱できません。長女がずいぶん前に弾いていたので、曲を覚えているだけです。楽譜は読めますので、あがるか下がるかの判断くらいは楽譜を見ながらできます。

 

いっしょに「さん、はい」と歌い始めてみると……おおおお、意外とちゃんと歌うじゃないですか! 17番、トリルの練習曲なので、トリルも歌っちゃおうかー! なんていいながら最後まで初見で歌いきりました。すごい! ……まあ、長女がずーっと練習していたのを少しは聞いていたでしょうから、覚えているのもあるかもしれませんけどね。

 

それでも新曲の譜読みは大好きな姉妹で、ピアノの曲も最初から最後までひととおり弾くのにそこまで時間がかからない。もちろん初見で全部弾けるわけはありませんから、30分くらいはかかります。それもこれも、ピアノ・ヴァイオリンともに、幼稚園児のころから次々と新曲を浴びるように与えてくださったおかげでしょう。

 

ご意見のなかにもありましたが、彼女たちに「歌って」と言うと泣き出すのは、私の語気の問題が多々ありそうだな。反省。

 

上と下、という概念すらまだよくわかっていなかった姉妹に、「ラの上はシ!」と必死になって教えていたことを思い出しました。

 

少し感慨にふけらせてください
おーきくなったなー

 

ではまた。