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人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

昨日よりひとつでもうまくなる!

長女 習い事 ヴァイオリン

長女、久しぶりのヴァイオリンレッスンです。この日のために数週間前にご注意いただいたことは二度と間違わないようにしようね、という目標のもと練習に励んできました。そのうえで、緩んでしまった部分をしっかりと引き締めていただければ、というのが親側の願いでもあります。

 

お久しぶりで挨拶も少し長引きまして、長女が準備をするあいだにいろいろと世間話をさせていただきました。とても貴重なお話も飛び出し、毎度毎度「へえええ」となるのでした。なかなか口外できないのがもどかしい部分でもありますが。

 

 

レッスンはいつものとおりカールフレッシュC mollから。じっくり聴いていただき、「よく弾けているけど10番の移弦する部分はもう少し練習しておいで。じゃあ次回には暗譜で!」と最終仕上げ段階に移行。よかったよかった。

 

しかし、ここからがちょっとひどかった。

 

続いてパガニーニのカプリス20番。先生とのレッスンがあるまでの数週間、リズム、テンポを整えたい部分についてかなり口酸っぱく言い含めながらずーーっと練習してきたのですが、長女は先生の前で突然手癖で弾き始めました。私は心の中で「あんなに練習してきたのに……」とがっかり。

 

するとやはり先生も「ここはテンポで弾いて。遅くならないで」と同じことを注意なさいます。言われれば弾けるのに、まったくもって集中していない。

 

続いてヴィエニャフスキの華麗なるポロネーズ。こちらも以前教えていただいたことを必死で直してきたのに……「ここのテンポ速いよ。A Tempoで弾いて」「ここ、間をとりすぎないで。ジャンッ、ンッ、パンッくらいのリズムで」「ここはもっと力を抜いて弦を響かせて」……数週間前に注意されたこととまったく同じことをすべて繰り返される始末。

 

毎日練習してきたはずのことを、一切お見せすることなくレッスンが終わりました。情けないやら口惜しいやら。長女はあっけらかんとしているし、二女は「ケーキ食べたい!」と脳天気だし。妻がそのときにどう思っていたのかはわかりませんが、私は相当がっかりしていました。

 

「うまくなりたいなら、一度注意されたことを二度と注意されないつもりで練習しなさい。家の練習で厳しく言われるのはそういうところだったでしょ? 今日はまったくできていなかった。ひとつも直っていなかった。数週間前と同じところを注意されていた。時間をだいぶ無駄にしたね」

 

道中にそう伝えると、さすがに何がいけなかったのかに気づいたようで、長女しょんぼり。二女は雲行きの怪しさを感じとったのか、「ケー……」と途中で自重していました。

 

たぶん私の気づかない部分で成長している箇所はあったと思うのです。だから決して100%時間を無駄にしたわけではなかったと思います。ですが、このままでは長女の意識が変わらない、と危機感を覚えたのも確か。

 

「昨日よりひとつでもうまくなろう。練習っていうのはその連続だよ」と伝えると、長女は力なくうなずいていました。

 

いつもいつも優しいパパではいられなのですよ。

 

まあ帰ってから練習に励んだあと、まただいぶ甘やかしましたけど
いつまでも不機嫌なパパでもいられないのです、ごめんなさい

 

ではまた。