人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

姉妹の差

姉は、お師匠いわく「超絶器用」なタイプ。

読譜もすらすら、指もすらすら。見ていてうらやましくなるくらい、なんでもすらすらです。音の美しさが弱い部分で、今は先に進むことよりも、きれいな音に対するこだわりを育てている最中です。

一方の二女は、お師匠いわく「これが普通の、できる子」。

お教室の中でもまあまあ上手い部類に入るタイプ。ただ姉と違うのは、音程のズレ、音の汚さに対して神経質なくらいに敏感なこと。一度別の先生に見ていただいたとき、姉よりも二女のほうがほめられました。「いい音ね。この子、うまくなるわよ」。

同じ両親に育てられていて、しかも年子で、ここまで性格が違うものか。

叩けば伸びる長女は、私にはとてもわかりやすいタイプの人です。理詰めでものを考えるので、納得さえすれば全力を出します。納得できないと、グジグジ言ってとにかくサボろうとします。

だから、ボウイングの指摘も、ネックの握り方も、スケールの練習も、じっくりコトコト話しました。ときにはビデオに撮り、なぜダメなのかを映像で見せました。納得してくれるまで時間がかかることもありますが、最近はその間隔も狭まっている気がします。

褒めると伸びる二女は、打たれ弱い面があります。厳しい稽古には耐性がついているので、泣きながらもクリアすれば平穏が待っているとわかっているようですが、自分のやり方を否定されたと想った瞬間にへそを曲げます。

とにかく褒めるしかないので、私は松岡修造と化します。「いいね! そう、もっと弓つかってー! 今のよかったよー!」……嬉しくなると何度でも弾くので練習の濃度は高まります。唯一の欠点は、教える側にも体力が必要なことかな……。

きょうだいのどちらにも楽器をさせている方は、おうちではどのように教えられているのでしょうか。諸先輩方の話を聞きたい昨今です。




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