人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

人の目。親の目。

親族の行事で妻が実家に帰らなければならないことがありまして、私は子ふたりを見ることになりました。ご飯を食べさせ、習い事に連れて行き、風呂、着替え、ぜんぶひとりでやります。

 

……もーいうこと聞かない! ふたりで結託して好き勝手やっていて、進むべきものが何一つとして進まないからフラストレーションばかりがたまります。すぐに不機嫌になるし、足を踏み鳴らして扉をバタンと閉めるし、ちょっと目を離すとマンガを読んでいるし。

 

子をバレエに連れてホッと一息ついていると、顔なじみの親御さんから「二人とも本当にいい子ですよねえ。いい子すぎて本当にびっくりしちゃいます」と声をかけていただきました。

 

いやいやいや! ほんっっっっと言うこと聞かないですよ!

 

でも人から見て「いい子」に見えるということは、親の知らない面を人には見せているんだろうな。それは家族には見せる必要のない、優しさだったり、気遣いだったり、頭の使い方だったり。

 

人の目と親の目。乖離が激しくなっていく頃というのは急激に成長しているところなのでしょうね。人の意見を全部否定するのではなく、もしかしたらそういうところもあるのかもしれない、と思いながら彼女たちを眺めていきたいと思いました。

 

すぐ不機嫌になるわが子は外ではどうなのでしょう。
家と外を使い分けているようならだいぶ成長しましたね。

 

ではまた。