レベル高かった!
学生音楽コンクール・ヴァイオリン部門・小学生の部、全国大会聴いて参りました。みなさん、本当に上手! 年々細かい部分まで注意しながら聴けるようになってきた分、出場した子たちが何をがんばってきたのかがすぐにわかるようになりました。
特に今年は押並べて全員上手かったと思います。
ハッとする演奏を見せる子が多く、つまらないミスをするシーンが無く、全員が音楽を奏でていたので、あっというまに2時間が経っていた感じです。
曲目も全員凝らしてきていました。サラサーテのカルメン、ヴィエニャフスキのファウスト、チャイコフスキーのコンチェルト、ヴュータンのバラードとポロネーズ、ブルッフのスコティッシュなど、小学生の部ではなかなか聴けない曲が多かった。
ヴィエニャフスキの2番は定番ですね。創作主題(3年前、巽さんが弾いて1位)、そしてシベリウスのコンチェルト(昨年、青山さんが弾いて1位)などは、昨今定番になりつつあります。
これを書いている現在、順位はわかりません。けれども、正直誰が獲ってもおかしくないんじゃないですかね。失敗した、と肩を落としていた子もいますが、自分の失敗に気づけるのは逆に素晴らしいことです。
私は9,000回以上シュートを外し、300試合に敗れた。
決勝シュートを任されて26回も外した。
人生で何度も何度も失敗してきた。だから私は成功したんだ。
今日を明日の糧にできた子たちは幸せです。
ではまた。
拍手にみられる経年変化
朝ごはんを食べながら、姉妹に「何か曲をかける?」と聞いたのですが、「前前前世」とか「ピーピーエーピー」とか言うだろうなーと思ったら。
「シベリウス」「わたしはロンカプ」
……うん、学コンに影響されすぎだね。
続きを読む競争力とコンクール
師走です。世界中のカレンダーが一年で一番軽くなる一ヶ月です。
とか詩人っぽいことを書いておくと文章のお仕事が来るのではないかと勝手に思っているわけですが、世の中そんなに甘くないわけで。ほんのときおり「文章上手ですね。プロですか?」と言われることが。これ、「パパの作ったホットケーキおいしい! お店開けるんじゃないの!?」という娘たちの感嘆とあまりかわりません。
いいかい娘たちよ、覚えておきなさい。レシピどおりに作れば誰が焼いてもホットケーキはこの味になるんだよ。小学校のときに習った文法を守れば文章はそれなりに読めるものになるんだよ。
文章のプロとは、糧になる原稿のほかに自分のための文章を書いてしまう伊熊よし子さんのような方をさして使うのだと、常々思います。
続きを読むコンクール、あるいはチャット
結局先日の日記に書いたとおりで、休日に気が抜けた私は体調を崩してしまい、日曜日は1日中ずっと寝ていました。そのせい(おかげ)で夜中に覚醒しています。
なぜ「おかげ」かといいますと、ヴィエニャフスキ国際コンクールをライブで聴けているからです。
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