人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

普段は聞けない裏話

長女のヴァイオリンの先生は本当に寡黙な方で、あまり余計なおしゃべりをしない人……だと思っていました。しかしだんだんお互いに慣れてきたのか、少しずつ世間話もできるようになってきましたし(ヴァイオリンの話題限定ですが)、教わっていない二女にもお声をかけてくださるようになりました。

 

レッスン終了時にお聞かせいただくお話はなかなか貴重です。ヴァイオリニストの仲間が世界中にいらっしゃる方ですから、普段なかなか知ることのできないような裏事情もよくご存じです。情報網が広いなあという思いもありますが、逆に業界の狭さも感じます。悪いことをしたら噂は千里を走りますね。それは日本国内だけではなく、世界でも言えることのようです。

 

徒弟関係のいざこざや過去に遭ったレッスン上の災難など、一般人の我ら夫婦にとっては面白い話ばかり。こんなにしゃべってくれる方だったのなら、もう少しはやく打ち解けておけばよかったなと思いました。

 

一番響いたのは「子役で大成した役者さん、何人ご存じですか」という言葉。この話は根が深くあまりこういう公の場では詳しく書けませんが、毎度気を引き締めていただいております。

 

 

「毎日練習しないとダメですよ」と教訓もいただきました。
「やってるもん…」と言いたそうな長女でした。

 

ではまた。