駒、どうしてますか
ヴァイオリンの駒って、なんとなく使っていますよね。それとも0.1mm単位でズレを修正していらっしゃいますか?
調弦などを繰り返すうちに斜めになってしまったら、そのときは自分で修正するくらいはやるかもしれません。でも「最も響く場所」を探すために魂柱と駒の位置を自分で調整できる人はそんなに多くないと思います。
長女の先生、できちゃうんです。だから「そのヴァイオリン、もっと鳴るよ?」ととても細かい調整をしてくださるのです。
すでに長女のヴァイオリンは4回くらい調整いただいています。長女の不注意で動かしてしまったり、弦を張り替えたときにズレてしまったりといろいろ原因はありますが、その都度本当に嫌がらずにやってくださいます。おかげで最近ではちょっと駒がズレると家族全員がわかるようになってきてしまいました。
その先生が動きました。
「駒を変えませんか」
……ん? 駒? 駒を替えると音が変わるんですか?
「劇的に変わります。いい駒があるんです。ちょっと検討してください。金額はこれくらい。4日ほど預からないといけなくなります」
本番が控えているこの時期に4日は長い……。レンタルできる伝手はないか、いろいろあたってみるしかないな……。
教えは当然として、音のつくりに関しても、我が家では先生を全面的に信頼しているので、「やる/やらない」の選択肢はありません(よっぽど高額でないかぎり)。「いつやるか」「どのようにやるか」の検討のみです。
パーツ交換でもっと鳴るヴァイオリンに、なんて、ピーキーにチューニングしたF1カーみたいで、かっこいいですよね。……あんまり賛同を得られそうにありませんが、私はわかりますよ、先生!!!
なんにせよ、楽しみです。
ではまた。