人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

ドレスがきたよ!

舞台系おけいこニストだった妻は、姉妹の舞台監督を担う意識が高く、マナーや立ち居振る舞いにとても敏感です。ですので出入りの姿勢や心構え、態度などについてのチェックは入念です。

 

そんななかでも自分の趣味が完全にゴッチャになっているだろう、とツッコみたくなるのが、ドレスへの執着。「去年と同じ衣装というわけにはいかない!」と常にネットで新しいドレスを探っています。

 

幼児~低学年向けのものはまだ安いんですよね。それでも昨年は舞台が多かったため、あまり複数着買うことはせずになんとか目立つものを使いまわしました。

 

4歳とか5歳のころは私も何も考えずに「かわいいね~」と見ていたドレス。それがいつのまにやら「肩があがらない服はイヤだ」とか「突っ張る感じの無いノースリーブがいい」とか、完全に勝負服になっている昨今。「こんどのコンクールではこれが着たい!」とか「この色がいい」とか自己主張もなかなかしっかりしている。女の子特有の感覚なのか、それとも舞台人としての心構えの問題なのか。それともどちらもなのか。舞台衣装とはあまり縁のない生き様をさらしてきた私からすると、よくわかりません。ただ、楽しそうだな、とは思います。

 

私の母、姉妹にとっての祖母は孫にかわいい服を着せるのが趣味みたいな人。買ってもらった服を着せておでかけさせた写真を送ると、それはもう目を細めて喜びます。その彼女が「ドレスは大事」とある日突然ドレス購入に燃え始めました。妻とその手の話は意見がとても合致するらしく、長女を連れて3人で遠征してくるほど。

 

その作ってもらったドレスが最近届きまして。ファッションショーが始まりました。私の父母とグループを作っているラインで母妻が娘の写真でわーきゃーとなんだか楽しそうです。

 

2016年にお世話になる舞台もがんばります。

 

着せ替え人形みたいになっている長女でした
年子の姉妹だとすぐに二女も着られて便利です

 

ではまた。