人生を劇場にしない

ヴァイオリン経験皆無の親が、迷走しながら長女を導く軌跡

長らくありがとうございました。

長女が5歳で初めてコンクールにチャレンジしてから、6年が経ちました。

 

同時にスタートした本ブログは、途中で毎日の更新をあきらめたものの、読んでくださる皆さまのおかげで長年書き連ねることができました。その結果、主にコンクールの会場で「ブログの……ですよね」とお声がけくださった皆さんと交流することができました。今はTwitterにその場を移しましたが、本当にありがたいことです。

 

良いことも、悪いことも、音楽という世界のことも、数多く知ることができました。

結果がついてきたり、ついてこなかったり、まだそのレベルになかったり、別次元の話を見聞きしたり。

 

そんななか。

長女は結果にくやしさをにじませながらも少しは名前を知っていただけるようになり、二女も学びの場を整えるところまでは終わって本人のやる気と体調次第では少しずつ認めてもらえるくらいにはなりました。

人としての成長を含めてご指導くださる、恩師とお呼びしたい方々とも出会えました。

 

間違った認識や勘違いをたくさんしてきました。その痕跡は本ブログをたどってくださればそこかしこに見受けられると思います。

それでも、音楽素人の親として、家族として。

幼少期の子へのサポートには一定の成果を出したと思います。

 

本人の演奏のお知らせは自分たちでやることになるでしょう。もちろん親として全力で手助けしていきますが、これからは、本人たちの人生を本人たちなりに模索して切り開いていってもらいたい。

 

平成も終わったことですし、本ブログの役目も果たしたと思います。

ここに、本ブログの更新を終了いたします。

 

無事、子どもたち自身の人生を、親の劇場にしてしまうことなく過ごすことができました。それもこれも、暖かく厳しい目で本ブログを見届けてくださった方々のおかげだと心より思います。

 

長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。

みなさまの子育て音楽道に幸多からんことを。

 

平成最後・令和最初の年末に。

きゅうじう拝